14.6 C
Tokyo
13.3 C
Osaka
2025 / 11 / 22 土曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物「そばと言えば、信州」に 長野県の関係者が団結
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「そばと言えば、信州」に 長野県の関係者が団結

長野市の善光寺で3月15日、県内のそば関係者による「そば県」推進協議会のキックオフイベントが催された。

協議会は、玄そば生産者、製粉会社、そばを提供する飲食店、製麺会社、市町村、生産者団体など、県内のそば関係者により設立。「そばと言えば、信州」と誰もが思い浮かべる信州そばを目指して、業種を越えて一致団結。認知拡大とブランド確立を目指す。会場には約70人が集い、代表者が活動目的と具体的な事業展開を発表した。

そば県『信州』の名をさらに高めるために、「そばの品質やおもてなしの向上」「地域の風土により生まれた多様なそば文化の情報収集と発信」「そばに関する技術・文化を継承する若い世代の育成」に取り組む。今年度事業計画には「学ぶ、伝える、紡ぐ」をキーワードに、関係者の懇談会や研修会の開催、信州そばの多様性や歴史・文化の発信、「そば部」を持つ学校へ蕎麦打ち名人の派遣や実践の場の提供を盛り込む。

柄木田豊・推進協議会会長(長野県信州そば協同組合理事長)は、会の冒頭に「多様性に富んだ信州そばは、豊かな自然と風土のなかで育まれ、香り高く味わい深い、全国トップクラスのそば。しかし玄そば生産量の減少、後継者不足など課題が山積している。これらを解決し、誰もがそばと言えば信州と思い浮かぶように、関係者が協力して信州そばの振興に努めたい」と決意を伝えた。

キックオフイベントでは、昨年8月に行われた「全国高校生そば打ち大会」の団体戦で優勝した、長野吉田高校戸隠分校そば部部員による、そば打ちが披露された。また関係者によるパネルディスカッションが行われ、信州そばの将来像について、それぞれの立場から意見を交換した

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点