飲料系飲料アーモンド・ブリーズ 「今...

アーモンド・ブリーズ 「今までにない規模」の販促 カフェなど100万人サンプリング

カゴメは今期の飲料事業において「トマトジュース」「野菜生活100」「アーモンド・ブリーズ」の3ブランドに注力する方針を西村晋介マーケティング本部飲料企画部部長が発表した。このうちアーモンド・ブリーズは、昨年9月にブルーダイヤモンドグロワーズ社(米国)と製造・販売に関するライセンス契約を締結し、今年2月まで販売してきたが、3月からパッケージと中身を日本仕様に変え、本格展開を開始。プロモーションなど今までにない規模感で展開する方針を打ち出した。

このほど行った飲料方針発表会で、両社がライセンス契約に至った背景についてカゴメの西村部長は「ブルーダイヤモンドグロワーズ社の農家を大切する事業理念は最も需要なポイントであり、農家へのサポート等で高品質を保っている」と指摘。ブルーダイヤモンドグロワーズの渡邊貴雄日本カントリーマネージャーは、「カゴメの畑・契約農家を起点とした価値形成や企業姿勢、ポジティブな社風」等で考えが一致したと語った。

ブルーダイヤモンドグロワーズ社は、世界最大のアーモンド加工・販売会社。カリフォルニアは世界アーモンド供給量の約8割を占め、契約農家6000軒のうち全農家半分にあたる3000軒から調達している。

西村晋介部長(右)と渡邊貴雄マネージャー
西村晋介部長(右)と渡邊貴雄マネージャー

「アーモンド・ブリーズ」は、世界約100か国以上で販売。アメリカ、ブラジル、南アフリカ、韓国、タイでトップシェアを保つ。アーモンドの栄養価であるビタミンEが特に女性に認知され、美容を訴求。だが「アメリカでは年間9億リッター消費されているが、日本を含めたアジア各国は欧米に比較すると小さい」。牛乳を100としたときのアメリカのアーモンドミルクの飲用量規模は4・6%だが、日本は1・2%と開きがあり、「日本市場には大きなチャンスがある」(渡邊マネージャー)と言う。

3月11日から発売する「アーモンド・ブリーズ」(無糖・微糖、200㎖、1ℓ各紙容器入り)は、アーモンドの味わいが感じられるように焙煎香を強化。飲みごたえあるコクを実現すると同時に、1本飲みきれるすっきりとした後味とするために、最適なアーモンド量を調整(従来比アーモンドペーストは1・5倍)。パッケージの左上に「低糖質」を表記した。原料のアーモンドは、香りがでるようじっくり焼き上げ、しっかり磨砕(業界最高水準のなめらかなペースト)。最適なアーモンドペースト配合量による香味とコクのベストバランスを保ち、食塩濃度も0・01%単位までこだわるなど甘味・コクを強化した。

認知拡大策としてスーパー店頭やジム、カフェを中心とした100万人サンプリングを実施。シリアルにかけたりコーヒーの割り材提案のほか、カフェなど外食ではアーモンドラテやラテアートを提案。全国に14名の「ブリーザー」を配置し、エリアマーケティングを展開する。

カナエ モノマテリアルパッケージ

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