3.8 C
Tokyo
7.5 C
Osaka
2026 / 02 / 11 水曜日
ログイン
English
トップニュースココア、健康価値に脚光 森永製菓の「純ココア」や片岡物産の「バンホーテンの腸活ココア」などが牽引

ココア、健康価値に脚光 森永製菓の「純ココア」や片岡物産の「バンホーテンの腸活ココア」などが牽引

 ココア市場は健康価値が脚光を浴び回復傾向にある。牽引役は機能性表示食品とピュアココア。ボリュームゾーンのミルクココアも昨年11月頃から勢いづいている。

 インテージSRI+によると、ココア市場の2024年販売金額は前年比5.7%増の118.5億円。各社の値上げが販売金額成長を後押ししたとみられる。

 種類別ではインスタントココアの機能性表示食品が37.5%増の11.4億円、ピュアココアが23.5%増の17.5億円と大きく伸長した。

 インテージ市場アナリストの木地利光氏は「機能性表示食品では腸活効果を訴求する商品が好調。インフルエンザ等の感染予防としても腸活への関心は高まっていると考えられる。ピュアココアはコスパの良い袋タイプが人気。品質が高いピュアココアでも、できる限り支出を抑えたいという需要を捉えたと推察される」との見方を示す。

ココア市場 出典:インテージSRI+
ココア市場 出典:インテージSRI+

 ピュアココアカテゴリは、森永製菓の「純ココア」が牽引。昨年春頃から生活者がSNSなどで情報を発信していることが追い風になったとみられ好調に推移している。

 7月中旬からは、消費者の声に対応してパッケージを変更したことで勢いが加速。24年10月から25年2月かけては毎月1.7倍になったと推定される。

 森永製菓の溝井敦営業本部営業部食品営業グループ課長は「昨年から続いている話題化によるものなのか、バレンタイン効果によるものなのか判然としないが、リピーターの方だけではなく、どんどん新規の方が増えている」と振り返る。

 機能性表示食品の「カカオの力〈CACAO70〉」も前年を上回って推移。昨年11月にパッケージを刷新して2つの機能がより見やすいデザインに変更。SNSなどを活用して機能性の認知拡大に注力したことが奏功したとみられる。

 機能性表示食品の牽引役は、片岡物産の「バンホーテンの腸活ココア」。
 同商品の貢献により「バンホーテン」の24年販売金額は15%増を記録。「腸活ココア」の販売ボリュームは主力商品である「ミルク ココア」に迫る勢いだという。

 片岡物産の「ピュア ココア」も健康価値が認められ好評を博している。「昨年から伸長が続いているのはココアの健康価値を実感されている方が多いからだと考えている。『ピュア ココア』や『腸活ココア』でココアを飲み始めた方が、『ミルク ココア』も新たに飲み始める流れもみられる」(片岡物産)と語る。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。