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ココア、健康価値に脚光 森永製菓の「純ココア」や片岡物産の「バンホーテンの腸活ココア」などが牽引

 ココア市場は健康価値が脚光を浴び回復傾向にある。牽引役は機能性表示食品とピュアココア。ボリュームゾーンのミルクココアも昨年11月頃から勢いづいている。

 インテージSRI+によると、ココア市場の2024年販売金額は前年比5.7%増の118.5億円。各社の値上げが販売金額成長を後押ししたとみられる。

 種類別ではインスタントココアの機能性表示食品が37.5%増の11.4億円、ピュアココアが23.5%増の17.5億円と大きく伸長した。

 インテージ市場アナリストの木地利光氏は「機能性表示食品では腸活効果を訴求する商品が好調。インフルエンザ等の感染予防としても腸活への関心は高まっていると考えられる。ピュアココアはコスパの良い袋タイプが人気。品質が高いピュアココアでも、できる限り支出を抑えたいという需要を捉えたと推察される」との見方を示す。

ココア市場 出典:インテージSRI+
ココア市場 出典:インテージSRI+

 ピュアココアカテゴリは、森永製菓の「純ココア」が牽引。昨年春頃から生活者がSNSなどで情報を発信していることが追い風になったとみられ好調に推移している。

 7月中旬からは、消費者の声に対応してパッケージを変更したことで勢いが加速。24年10月から25年2月かけては毎月1.7倍になったと推定される。

 森永製菓の溝井敦営業本部営業部食品営業グループ課長は「昨年から続いている話題化によるものなのか、バレンタイン効果によるものなのか判然としないが、リピーターの方だけではなく、どんどん新規の方が増えている」と振り返る。

 機能性表示食品の「カカオの力〈CACAO70〉」も前年を上回って推移。昨年11月にパッケージを刷新して2つの機能がより見やすいデザインに変更。SNSなどを活用して機能性の認知拡大に注力したことが奏功したとみられる。

 機能性表示食品の牽引役は、片岡物産の「バンホーテンの腸活ココア」。
 同商品の貢献により「バンホーテン」の24年販売金額は15%増を記録。「腸活ココア」の販売ボリュームは主力商品である「ミルク ココア」に迫る勢いだという。

 片岡物産の「ピュア ココア」も健康価値が認められ好評を博している。「昨年から伸長が続いているのはココアの健康価値を実感されている方が多いからだと考えている。『ピュア ココア』や『腸活ココア』でココアを飲み始めた方が、『ミルク ココア』も新たに飲み始める流れもみられる」(片岡物産)と語る。

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