加工食品製粉日清製粉ウェルナ 生活様式...

日清製粉ウェルナ 生活様式と価値観の変化に対応 新たなブランド強化策

日清製粉ウェルナはブランドを強化し、さらなる認知拡大と企業価値の向上を目指す。22年1月に社名を「日清製粉ウェルナ」に変更して3年が経過。コーポレートブランドに加え、「日清」「マ・マー」「青の洞窟」といった認知度の高いファミリーブランドを保有している。

25年はコーポレートブランドとファミリーブランドの連動を狙った新たな広告施策を展開中だ。3月中旬からは広告出演契約を締結したロサンゼルス・ドジャース所属の大谷翔平選手を起用したCMを放映。同社では「大谷選手とともに『食の大切さ』『食のチカラ』『食の楽しさ』を消費者に伝える」としている。

発売70周年を迎えるパスタブランド「マ・マー」ではリブランディングを実施。パスタNB商品の市場シェアトップブランドとして浸透しており、市場拡大を牽引している。中でも「早ゆでスパゲティFineFast」はおいしさと早さを両立させた製品として高い支持を受けており、24年のスパゲティ販売ランキングでは売上金額でトップだった。

近年、消費者の生活スタイルや男女の価値観が大きく変わっている。同社ではこうした環境変化を受け、パスタの楽しみ方が多様化している点に着目。リブランディングすることで、いつの時代も愛され続けるブランドを目指した。

刷新の具体的な目的は

①新規ユーザー獲得
②おいしさの強化
③ロイヤルユーザーの支持継続

「誰もが手軽に作れ、誰にとってもおいしくて、パスタを作って食べる喜びを生活に取り入れられる社会を作っていくブランド」というコンセプトを掲げている。ブランドロゴも現代的でシンプルなデザインに変更。パスタ自体の品質についてもデュラムセモリナの挽き方を見直し、アルデンテ食感を追求した。粒度の粗い部分を増やすことで、より弾力感を高めている。このように「マ・マー」では定番品の品質を見直し、価値を向上。

新規ユーザーに対しては、タイパやコスパ、個食などの付加価値で応えている。25年春の新製品の目標売上は、家庭用と業務用の合計で70億円。一方で生産性向上を図るべく総アイテムのうち15%を削減することも決めた。

25年中にはベトナム、欧州、米国で「HAYAYUDE」パスタやパスタソースなどの販売も本格化する見通しだ。ベトナムではデジタル広告を強化しているほか、店頭の試食サンプリングでも消費者からの好意的な意見が目立っているという。すでに量販、CVS業態2300店以上に配荷が進んでいる。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。