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ウェルネオシュガー 東洋精糖を完全子会社化 株式公開買付けを開始

精糖大手のウェルネオシュガーは2月6日、東洋精糖の全株式をTOB(株式公開買付け)により取得し、完全子会社化すると発表した。TOB成立後、東洋精糖は上場廃止となる。両社は新たな企業グループとして、砂糖事業の競争力強化や機能素材など事業拡大、経営管理体制の強化を目指す。

TOB期間は2月7日~3月25日まで。買付価格は1株あたり2,080円で、買付予定数の下限は議決権の50.1%相当の272万900株としている。東洋精糖はTOBへの賛同を表明し、筆頭株主である丸紅も保有全株式(214万847株・39.26%)をTOBに応募することに合意している。

国内砂糖事業は、人口減少や低甘味・低カロリー志向を背景に依然として厳しい状況が続いている。昨今は円安や原料・エネルギーコストの高騰など経営リスクも高まっており、精糖業界は工場の統廃合や業界再編を通じて砂糖事業の基盤強化・効率化の動きを進めている。

ウェルネオシュガーは2024年10月、傘下の伊藤忠製糖と日新製糖を吸収合併。本年10月には子会社の第一糖業との合併も控え、「新生ウェルネオシュガー」として砂糖事業の基盤強化、成長領域である機能素材や食品添加物などフードサイエンス事業への積極的な投資を進めている。

東洋精糖が新たにグループに加わることで、原料調達・生産・物流・販売など最適なサプライチェーン構築に向けたシナジーが期待される。特に両社が強化する機能素材の分野では、グループ経営資源の相互活用や一体的な研究開発戦略で多様な機能素材の創出につなげたい考えだ。

2024年3月期の経営実績

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