本格芋焼酎「だいやめ」で香り系焼酎のブームを巻き起こした濵田酒造(鹿児島県いちき串木野市)の次なる一手、ボタニカル系麦焼酎「CHILL GREEN(チルグリーン)」に第2弾の登場だ。
一昨年発売の「spicy&citrus」は、希少な香辛料「マーガオ」をボタニカルに採用。柑橘香と山椒のようなスパイシーさが感じられる新感覚麦焼酎として評価を獲得している。
新たに発売するのは「bitter&tropical」。希少品種「ギャラクシーホップ」を使用し、甘く爽やかな柑橘香とほろ苦い味わいに仕上げた。スパイシーな第一弾とは趣を変え、ピンクグレープフルーツを思わせるフルーティな風味が特徴だ。
「ホップの品種は300種類以上。香りや味わいの特徴も多岐にわたり、ブランドコンセプトやボタニカル系麦焼酎としてイメージに合うものを見つけ出す作業に苦労した」(商品研究開発室 緒方千姫氏)。
第一弾との飲み比べや選べる楽しさ、セット提案などによる相乗効果とともに、新たに採用した「ホップ」でクラフトビール愛好者へのアピールも画策。新規顧客の獲得を狙う。
炭酸割り「チルハイボール」、トニック割り「チルトニック」など飲み方による香味の変化や、料理とのペアリングを訴求。既存のイメージをくつがえす“焼酎らしくない焼酎”として、焼酎に苦手意識を持つ人や無関心層にもアプローチしたい考えだ。
「CHILL GREEN bitter&tropical」は2月18日全国発売。720㎖(税込1498円)、1800㎖(2900円)。アルコール分25度。インドなどアジア市場での販売も計画する。
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