一般社団法人日本乳業協会は1月15日から「私らしくヨーグルト新発見」と題した消費拡大プロジェクトを始動した。超高齢化社会で健康寿命延伸が課題となるなか、良質なたんぱく質やカルシウムを手軽に摂取できるヨーグルトの価値を幅広く発信し、人々の健康習慣を後押しする。
一般社団法人日本乳業協会の松田克也会長(明治社長)は「超高齢化社会で医療費、介護費、社会保障費の負担増大が懸念される。ヨーグルトなど牛乳乳製品は良質なたんぱく質やカルシウムなどの栄養を気軽に楽しく摂取するのにうってつけだ。毎日取り入れやすいヨーグルトで日々の健康を管理してほしい」などとあいさつ。
プロジェクトは若年層や子育て層、中高年など世代やライフスタイルで異なる健康意識に働きかけるため「私らしくヨーグルト新発見」をキャッチコピーに設定。1月から3月までTVCMやTikTok、店頭POPやチラシなど多角的に訴求する。
1月15日から放映しているCMは、「推し活とヨーグルト篇」「子育て応援ヨーグルト篇」「健診見直しヨーグルト篇」の3篇。ヨーグルトを食べる頻度が少ない若年層に向けては「推し活」当日までの体調管理にヨーグルトを提案する。こっちのけんとさん「はいよろこんで」の楽曲を使用したTikTokショートムービーも公開予定だ。
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤純副所長によれば、腸内環境を改善することが健康維持・増進につながる。なかでも乳酸菌とビフィズス菌が豊富に含まれるヨーグルトがおすすめという。
最新研究のなかでは、ヨーグルトなど発酵商品を常食すると太りにくいことや、BMI(体格指数)とウエストの減少効果、メタボ改善に寄与することも報告されている。免役力向上や花粉症改善などの効果も期待される。
喫食頻度は「1日当たり130g程度を継続的に摂取するのがおすすめ」(同)。人によって腸内細菌との相性があるため、いろいろな種類をローテーションで食べて合う商品を選ぶことも大切だ。
ゲストに登場した川栄李奈さん、本田望結さん、藤本敏史さんは、ヨーグルトとオートミール、白玉、あんこなどを組み合わせたおすすめレシピも体験した。