農水畜産業野菜国内初、完全人工光型植物工場で生ヨモギを生産 群馬製粉

国内初、完全人工光型植物工場で生ヨモギを生産 群馬製粉

群馬製粉はこのほど、日本で初めて完全人工光型植物工場の水耕栽培によるヨモギの製造販売を開始する。生産には茨城県を拠点とするベジタブルテックが協力し、1月中旬から和菓子材料問屋の秀和産業を経由して生ヨモギを販売する。

関東の工場という立地の良さを生かし、鮮度を保った生ヨモギを首都圏向けに供給し、将来的には冷凍や乾燥品の展開も視野に入れる。当初は1日当たり3㎏を生産。品質を確認しながら徐々に生産量を増やす。近年、ヨモギを取り巻く環境は収穫者の不足や繰り越し在庫がないことから物量が不足している状況が続いている。同社では、主要顧客である和菓子ユーザーに向けた新たな展開として今後に期待している。

今回の取り組みは、農業の持続可能な未来を見据え次世代の生産方法を取り入れたもの。グローバルGAP認証を取得した完全人工光型の植物工場を活用し、水や培養液を循環させる仕組みにより環境にも配慮した。天候に左右されることなく無農薬で365日安定した品質のヨモギを生産できる。室内環境の管理により、菌数を最小限に抑えることができ、消費者が安心してサラダとしても食べられるヨモギを提供する。

水耕栽培によるヨモギの生産コストは従来の露地栽培と比べ約3倍を見込む。コスト高になるものの100%使用可能なヨモギが提供でき、歩留まりや洗浄・異物除去などの追加費用が抑えられる。さらに将来的には生産工程の効率化を進めることによるコストダウンも期待できるという。

群馬製粉では「これまでの伝統的な製粉業務に加え、革新的な農業技術を取り入れ、持続可能で高品質な製品をお届けする。今後の農業分野における新たなスタンダードになることを目指す」としている。

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