能登被災地の自然体験活動など表彰 安藤スポーツ・食文化振興財団「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」

安藤スポーツ・食文化振興財団は「第23回トム・ソーヤースクール企画コンテスト」の審査委員会をこのほど開き、24年度の表彰団体として学校部門の最優秀賞となる「文部科学大臣賞」に庄内学園(静岡県)、一般部門の最優秀賞となる「安藤百福賞」に珠洲市立大谷小中学校PTA(石川県)を選定した。2団体には副賞で100万円と「チキンラーメン」1年分を贈呈する。

「自然体験活動は子どもたちの体力、創造力、チャレンジ精神を育む」との考えに基づき、全国の学校や団体から自然体験活動の企画案を公募し実施を支援するとともに、優秀な活動団体を表彰するもの。後援は文部科学省、横浜市ほか。

今年度、「文部科学大臣賞」の庄内学園は、「【庄内未来研究所】―庄内地区を20年後も元気な地域にしよう―」として、9つの課による多彩な活動を実施。花とみどり課では地域の伝統野菜「庄内白菜」の栽培に取り組み、テクノロジー課ではソーラー・人力ボート全日本選手権大会に挑戦。「安藤百福賞」に選ばれた珠洲市立大谷小中学校PTAのテーマは「OHTANI PRIDE ~震災を乗り越えてつなげる伝統~」。

珠洲市立大谷小中学校PTA - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
珠洲市立大谷小中学校PTA

大谷地区は能登半島地震や9月の豪雨で大きな被害を受け復興途中にあるが、主宰者や地域住民らが子どもたちのために企画し、活動を通じて安心感や連帯感を生む内容になっていることも評価された。

ほかに「優秀賞」3団体、「推奨モデル特別賞」1団体、「トム・ソーヤー奨励賞」2団体、「努力賞」6団体を選定した。

表彰式を2月1日に「安藤百福発明記念館 横浜(愛称:カップヌードルミュージアム 横浜)」で開催。当日は俳優の石丸謙二郎氏による講演会も行う。テーマは「書を持ち野にでよう」。参加費は無料、定員200人(事前申し込み制)。

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