包装産業の知名度さらなるアップを 関連11団体が新年祝う

「2025年包装界合同新年会」が8日、東京都千代田区の東京會舘で開催された。日本包装技術協会・東京包装協会・日本食品包装協会・軟包装衛生協会・日本MH協会など11団体の主催によるもので、各団体の関係者が一堂に会し、盛大に新年のスタートをことほいだ。

冒頭あいさつには、主催者代表として日本包装技術協会会長(東洋製罐グループホールディングス社長)の大塚一男氏が立った。

大塚氏は「企業の人手不足が一段と進んでおり、AIやIoTなどの導入による技術革新や人材育成により、限られた人材で生産性を大幅に向上させる必要がある。それが、賃金上昇や消費の喚起の原動力になる。一方、世界に目を向けると、開発途上国の成長が顕著になっており、日本の包装技術力を示すチャンスが大きく開けている。業界のさらなる発展のためにも国際競争力を加速させる必要がある。今年度の事業活動方針の柱は、『包装産業の知名度の向上と就労機会の創出』だ。具体的には、多様なバックグラウンドを持つ人々に包装産業の魅力を伝え、就労機会を増やして人手不足緩和を試み、さらなる包装産業の成長を促進していく」と述べた。

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