全国調理食品工業協同組合東日本ブロック会、全国甘納豆組合連合会、全国フライビンズ組合連合会はこのほど、板橋区社会福祉協議会に、佃煮や煮豆など27品・計3000個以上の商品を寄贈した。この取り組みは地域への社会貢献を目的としたもので、寄贈品は同協議会を通じて「いたばし子どもの居場所」や「街かどフードパントリー」などに提供する。
11月19日には板橋区立グリーンホールで関係者が出席のもと寄贈式が開かれた。全調食東日本ブロック会副会長の柴田純道氏(鳩屋社長)は「生活困窮家庭に対する食品の寄贈は、コロナ禍で組合員同士が顔を合わせることができない中で始めた事業。コロナが収束した現在も残さなければいけないと感じている。物価高でメーカーとしても大変な時代ではあるが、今後も社会活動として取り組んでいきたい。ぜひ若い方にも佃煮や煮豆を食べていただき、日本の伝統食品を受け継いでほしい」と話した。
板橋区社会福祉協議会会長の相田義正氏は「寄贈していただいた食品は2年ほど前から年2回ほど、区内の各地区で食品配布会を開き、150世帯ほどの区民が利用している。これに加えて、昨年7月からは常設の『街かどフードパントリー』を開設した。この取り組みは23区で初となり、全国的にも注目されている。物価高により生活困窮家庭にとって食品の購入は重荷になっている。大変ありがたいこと」と喜んだ。
協賛企業は次の通り。
■全調食東日本ブロック
佐藤食品、菅英佃煮本舗、ミクロ、小沼水産、鳩屋、仁徳、石井食品、青柳食品、遠忠食品、銀座新之助貝新、日出味噌醸造元、勝木食品工業、佃屋食品工業、髙沢食品、オオタニ、大谷政吉商店、菊池食品工業、菊田商店、タカハシ食品
■全国甘納豆組合連合会
つかもと
■全国フライビンズ組合連合会