加工食品調味料・カレー類ヤマサ醤油 鮮度ボトル伸長 今12月期、つゆも復調

ヤマサ醤油 鮮度ボトル伸長 今12月期、つゆも復調

ヤマサ醤油の2024年12月期売上高は1~10月の累計で前年を上回る順調な動きを見せている。醤油の鮮度ボトル、つゆに加え、春と秋に発売した新商品も寄与。「(10月累計で)予算には届いていないが、(通期で)何とかクリアできるように頑張っていきたい」(釜谷明取締役営業本部長)考えだ。

家庭用の醤油は落ち着いた展開になっているものの、鮮度ボトルの「鮮度生活600㎖」と「鮮度生活300㎖」は好調に推移している。300㎖は、高齢夫婦世帯に好評。手頃な価格と手頃なサイズで支持されている。また、スヌーピーの数量限定デザインボトルや日本料理の名店に招待するキャンペーンも好評。業務用の醤油は外食市場の活性化に伴い順調な動きを見せ、特に詰め替え不要の鮮度ボトルの伸びが目立っている。

家庭用の食品は濃縮つゆの主力「昆布つゆ」が復調し、「ぱぱっとちゃんと これ!うま!!つゆ」の伸びが続いている。2月に発売したストレートタイプのラーメン風そうめんつゆ「麺屋一杯」シリーズが好評だったほか、8月に発売した調理用の万能たれ「万能クッキングたれYummy!ガーリック&ペッパー」は配荷、売上ともに順調に推移。さらに2月に発売した業務用のクラフトコーラベース「三角クラフトコーラ」も好評だ。

今年3月に東京支社の新社屋での営業を開始。営業本部のほか、医薬・化成品事業部や国際部を含む営業部門をワンフロアにまとめ、プレゼンテーションエリアも充実させた。従来以上に社内でのコミュニケーションをとれるようになったほか、「提案の幅が広がり、お客様の満足度も上がってきている」(釜谷営業本部長)。25年度に向けては「『麺屋一杯』『Yummy!』『クラフトコーラ』に力を入れていく。新商品も出しながら頑張っていきたい」(同)考えだ。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。