9.1 C
Tokyo
9.5 C
Osaka
2025 / 12 / 30 火曜日
ログイン
English
加工食品乾麺・乾物見て、味わって学ぶ 伝統食材の魅力発見! 日本アクセスが食育授業

見て、味わって学ぶ 伝統食材の魅力発見! 日本アクセスが食育授業

日本の伝統食材である乾物を主な題材に、小学校での食育授業を18年から展開している日本アクセス。初めて全国5か所で実施した昨年に続き、今年は規模をさらに拡大。全国5エリア8校での実施を予定している。

10月28日には、東京・品川区立大井第一小学校の6年生児童ら125人を対象に行われた。乾椎茸を中心に業務用食材などを手がける三幸のほか、今回は乾物以外にも幅を広げマルコメが初参加。みそが秘める発酵パワーを伝えた。

1時間目は乾椎茸について学んだ。三幸の井上慎介氏が講師として登壇。原木と菌床による栽培法の違いや生産過程、どんこ、香信といった種類の違いなどの基礎知識を伝授した。また椎茸と昆布それぞれの出汁の飲み比べも実施。天日干しによって生まれるうまみの力に、児童らは目を輝かせた。

苦手な子も多い椎茸。井上氏が「実は自分も大嫌いだったけど、大人になるにつれて好きになった。味覚はだんだん変わっていくもの」と話すと、「へぇ~」と感嘆の声が上がる一幕も。

2時間目の講師を務めたのは、マルコメ営業本部の大西直氏。全国各地で使われるみその地域ごとの違いや、米、麦、豆それぞれの素材による味わいの個性について学んだほか、熟成期間などが異なるさまざまなみそを実際に味わった。

活発に手が挙がった
活発に手が挙がった

児童からは「みそ汁、きゅうりなどそれぞれに合うみそは?」「お店で売っている商品の熟成期間はどれくらい?」「自分でも作れる?」など活発に質問が飛んでいた。

授業を終えた大西氏は「子どもたちの反応がとても良かった。あれだけ質問が出たのは、興味を持って聞いていてくれたということだと思う」と手ごたえを語っていた。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。