7.6 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 11 / 20 木曜日
English
加工食品冷凍食品アスク 創業30周年 南米との架け橋からグローバルに 冷凍フルーツ・野菜を輸入販売
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

アスク 創業30周年 南米との架け橋からグローバルに 冷凍フルーツ・野菜を輸入販売

冷凍フルーツ・野菜の輸入販売をグローバルに手がけるアスク(東京都千代田区)がこのほど創業30周年を迎えた。10月17日、約200名の関係者を迎えて「感謝のつどい」を都内で開き、創業者でコロンビア出身のエドゥアルド・カルデナス社長は「30年前に南米と日本の架け橋としてビジネスをスタートさせた。これからも安全・安心でおいしい食品の提供を通じ、世界中の方々の生活が豊かになれるような機会を創出していきたい。当社は4年後までに売上高100億円の目標を掲げる」などと語った。

冒頭、30周年の歩みをまとめたビデオを放映。1994年の創業当時、カルデナス社長は20代半ばの若さだったが、「自社のコア事業に行きつくまでには七転び八起きだった」と振り返る。

主力事業の冷凍食品に進出したのは99年。当初は母国を含む南米からの輸入をメインに始めたが、いまでは中米、アジア、欧州、アフリカなど15か国以上とグローバルなネットワークを構築。アボカド、マンゴー、ブルーベリーなど多種多様な果実・野菜を調達し、製造、リパックも手がけて多くの商品をユーザーに届けるまでに成長した。

エドゥアルド・カルデナス社長
エドゥアルド・カルデナス社長

「われわれを支えてくださる取引先はもちろんのこと、いつも忍耐強く献身的な当社のスタッフにも感謝を伝えたい。現在、関連会社を含めるとグループの従業員数は778名もの規模に育った。業務用・小売用の双方に向け、世界中から調達したおいしい食品を届けていきたい」などと話した。

「感謝のつどい」には多数の来賓も出席。日本コロンビア友好協会の寺澤辰磨会長(元国税庁長官)が祝辞を述べ、アスク非常勤取締役を務める藤井俊一氏(元不二家社長、元ネスレ日本社長)が乾杯の音頭を、野呂剛氏(元大日本明治製糖社長)が中締めをそれぞれ行った。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点