8.5 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
その他企業活動びん詰でSDGs推進 桃屋が中学校で特別授業 「桃屋給食」も

びん詰でSDGs推進 桃屋が中学校で特別授業 「桃屋給食」も

桃屋は9月12日、千葉県の流山市立おおぐろの森中学校で全校生徒600人を対象とした特別授業を実施し、SDGs推進の観点も盛り込みながら同社の取り組みを紹介した。また、特別授業後の給食には全メニューに桃屋商品を使った特別コラボ給食「桃屋給食」が提供された。

おおぐろの森中学校は生徒の人間力向上を目指し、民間企業による特別授業を定期的に実施している。その一環として桃屋による特別授業が実現した。当日は全校生徒に加え、希望する保護者が参加し、同校の公式ユーチューブチャンネルから生配信も行われた。

講師を務めた桃屋の笠原勝彦取締役営業本部長は、同社について「びん詰商品を中心に皆さんの食卓に寄り添ってきた会社」と紹介した。びん詰にこだわる理由の一つとして、びんが天然素材と再生原料でできていることを挙げ、「75%くらいは再生原料のため、非常に環境に配慮した素材と言われる」「(海や陸の)生態系保護に非常に良いと言われる」と指摘。びん、びん詰がSDGs達成につながる素材、容器との見方も示した。

これに続き、企業理念の「良品質主義」と「広告宣伝主義」を創業当時から大切にしている言葉として挙げ、厳選した材料を使って手間と時間をかけて商品を作っていること、様々な方法で商品の価値を伝えていることを紹介した。広告について、「一番力を入れているのは『桃屋のかんたんレシピ』の提案」とした。

「桃屋給食」を楽しむ笠原勝彦取締役
「桃屋給食」を楽しむ笠原勝彦取締役

「かんたんレシピ」に関しては、様々な食べ方を提案していることから「フードロス削減にも貢献できる」との見方を示し、ホームページに450レシピ以上を掲載し、テレビCM、公式SNS(X、インスタグラム)、ラジオを通じたレシピの発信にも力を入れていることを紹介した。

「桃屋給食」は「かんたんレシピ」で作ったもので、自宅で簡単に再現できることもポイント。「キムチの素」を使った「キムチ唐揚げ」、「ごはんですよ!」を使った「キャベツとちくわの海苔和え」、「味付搾菜」を使った「豚肉と白菜のザーサイスープ」、「きざみしょうが」を使った「しょうがとおかかのご飯」が提供された。

桃屋は特別授業コラボ給食に続き、10月17日、18日の両日、おおぐろの森中学校の2年生を対象に「ごはんですよ!」を使った「黒チャーハン」の調理実習を行う。調理実習での体験を家庭での調理機会の促進につなげてもらう狙いだ。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。