12.7 C
Tokyo
16.4 C
Osaka
2025 / 11 / 05 水曜日
English
逆光線(コラム)国民生活に向き合う政策
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

国民生活に向き合う政策

奇しくも昨年9月13日に第2次岸田改造内閣が始動したが、1年ほどで岸田氏が身を引く形で自民党総裁が代わることになった。長引く不景気に対する国民の不満が大きかったのはその一因にあるところだと思う。

▼生活必需品となっている食品の値上がりをはじめ、米不足問題や高温障害に起因する獲れ高不足に伴う野菜価格の高騰など近年の度重なる物価高に対して生活苦に直面する生活者が増えている。その怒りの矛先が国政に向くのもごく自然の成り行きだといえる。

▼一方で今回の岸田氏による総裁選不出馬の報を受けてポスト岸田の動きが熱を帯びている。かつてない数の立候補者が名を連ね推薦人の確保や会合の動きが活発化している。新総裁は自由民主党総裁選を通じて今月27日に選出される見通しとなった。

▼某食品SMの幹部は物価高の影響で商品の買い上げ点数は依然伸び悩んでいる。光熱費や物流費の高騰に加えて、人件費の捻出も厳しくなっていると嘆いていた。どなたが総理総裁になってもまずは国民生活にしっかりと向き合う政策を打ち出していただきたい。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点