ハウス食品は環境配慮の観点から「咖喱屋」シリーズ全9品のパッケージを変更する。レンジ対応パウチと外箱のサイズダウンを実現し、8月12日から順次切り替える。年間30.9tのプラスチック、135.0tの紙資源を削減する。
同社は、レンジ対応パウチの蒸気口の位置や形状を調整することで、5㎜サイズを小さくしても、これまで通りの容量が入るパウチを開発。この工夫により、外箱も同様に5㎜のサイズダウンが可能になった。
パウチと外箱のサイズダウンにより、物流時の段ボールの包材使用量も削減。「咖喱屋」シリーズのプラスチックの削減資源量はパウチで年間30.9t、紙の削減資源量は外箱で年間28.0t、段ボールで年間107.0tになる見込みだ。
同社は今後、2025年8月までを目標に、順次、今回の開発でサイズダウンしたレンジ対応パウチをレトルト製品に採用。包材使用量削減の取り組みを進める。
今回の外箱のリニューアルでは、「レンジで簡単&eco」のアイコンを追加することでレンジ調理の簡便さと「eco」を分かりやすく伝える。また、箱上部の左右に切れ込みを入れることで使用後につぶしやすくする工夫を施した。