8.5 C
Tokyo
15.1 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
トップニュース飲料、自販機で新紙幣対応 新1000円の利用率・流通状況など踏まえて実施中

飲料、自販機で新紙幣対応 新1000円の利用率・流通状況など踏まえて実施中

大手飲料各社は、飲料自販機で新紙幣への対応に着手している。

新紙幣は7月3日に発行された。自販機は全般的にキャッシュレス化が進められており、販売データなどからキャッシュ利用の多いロケーションにある自販機を優先してビルバリデータ(紙幣識別装置・通称ビルバリ)の更新・交換などを実施していくとみられる。

コカ・コーラボトラーズジャパンは「1000円紙幣の利用率や個機別の紙幣利用状況を判断材料にしていく。設置先さまのご要望などを踏まえて対応中」という。

サントリー食品インターナショナルは新1000円札の流通状況に応じて計画的に対応する。既存自販機には、ビルバリの更新・交換で対応。更新・交換の従事者に限りがあることから順次行っていく。

ダイドードリンコも新紙幣の流通状況に応じて対応していくことを基本方針に掲げ、「今後、数年程度かけて対応する予定」という。

旧紙幣・新紙幣の両方に対応するビルバリを搭載した新台自販機を3月から出荷しているのはアサヒ飲料。なお同社に限らず、新台自販機には総じて最新のビルバリを搭載しているとみられる。

JR東日本の駅構内を中心に自販機を展開するJR東日本クロスステーションウォータービジネスカンパニーでは「例年、古い機体を新しい自販機に入れ替えており順次、新紙幣対応の機体に交換している」。

対応完了時期が不透明な中、完了予定時期を2年間と定めたのはキリンビバレッジと伊藤園。

キリンビバレッジは「新紙幣対応は1月から順次行っている。新紙幣の流通状況を踏まえて約2年かけて作業を進めていく予定」とコメントした。

伊藤園は自前で対応。伊藤園では全国のルートセールスの営業社員が店舗との商談や納品、自販機の設置営業・補充・管理に従事している。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。