2016 秋のふりかけ・お茶漬け特集
ふりかけ・お茶漬け市場の秋商戦が始まった。今夏は長雨など行楽需要を見込んだふりかけ市場は思惑が外れる格好となったが、春商戦の好調を引き継ぎ健闘する商品、企業も多い。
でんぷん麺 グルテンフリー訴求に力 汎用性の高さも追い風に
ビーフンやフォーなど米粉麺、春雨の市場が注目を浴びている。要因は欧米を中心に一大市場を形成するグルテンフリー食品。グルテンフリーとは、麺類やパンなどに使われるたんぱく質の一種であるグルテンを含まない食品のことで、小麦粉の代わりに米粉や豆粉、コーンスターチ、そば粉など他の食材を代用する。
みそ 減塩みそはサバイバルへ “市場は下げ止まり”本物か?
みそ市場は昨年、今上半期ともに出荷量の下げ止まりが見られるが、直近の消費動向を見ると雲行きが怪しくなり、下げ止まりが本物かどうかについてはもう少し様子を見る必要がありそうだ。
塩版 中部塩市場 愛三岐9社、協調体制維持
中部塩市場の特徴は各県各エリアの塩元売がそれぞれの牙城をしっかりとキープし、ほぼ専売制度下における流通体制を確保していること。ただ、それは表面的に見た場合であり、水面下では自由競争の波にさらされ、内容的には大きく変貌している。
家庭用スープ キーワードは「温活」「ぜいたく」 朝・夕の食シーンで提案活発化
本格需要期を迎えるスープ。市場の中心を占めるインスタントスープでは、幅広いラインナップを誇る大手2社が、今秋も箱入り、容器入りと各ジャンルでシーン別に攻めの施策を展開。
乾麺版 乾麺需要期 閉幕 西好調も東の悪天候響く
2016年の乾麺商戦は、前年比2~3%で減少した模様。売上ボリュームが大きくなる6月は好調だったものの、その後、東日本で振るわず市場は伸び悩んだ。
プレミアムオイル伸長続く サプリ的オイルに反動も
上期の家庭用油市場は金額ベースで微減、数量では前年を上回る見通しだ。15年度のマーケットは前年比24%増と急伸した直後だけに、その反動が懸念されていたが、ひとまず前年水準を維持した。
中国地区卸流通 続く小売再編、消費に停滞感
今期、中四国地区のスーパーは比較的堅調に推移している。スーパーマーケット3協会の月次統計(表参照)によると、今年1月から8月までの売上高はすべての月で前年同月を上回った。全国的にもほぼ同様の動きだが、中四国の伸長率は全国平均よりも高い。
近畿版 平和堂、過去最高益を更新
平和堂の17年2月期第2四 半期の連結の営業収益は 前年同期比0・3%増、 営業利益は8・2%減、 経常利益は 13 %減、四半 期純利益は 19 ・3%減。 営業収益は6期連続過去 高を更新した一方、営 業利益は7期ぶりの減益 となった。
中京市販用凍食 全国平均以上に伸びる市場
中京エリアの今期の市販用冷凍食品市場は103~104%で推移している模様だ。直近では全国平均を2ケタほど上回る状況が続いている。
CVS版 CVSは3強時代へ 大きく塗り変わる業界地図
10月を迎え、上場CVS各社の今上期決算がこの先順次発表される。今期はセブン&アイ、ローソンのトップ体制が変わり、9月1日付でファミリーマートとサークルKサンクスが合併、さらには三菱商事がローソンの子会社化を決定するなど、上位3陣営それぞれに大きな動きが見られた。
冷凍めん 今年度は微増で推移 コンビニ販売も伸長
味や簡便性が評価されてここ数年伸長していた冷凍めん市場は活況を呈する冷凍チャーハン市場にやや押されている面があるものの、今年度は前年比102%前後の微増傾向で推移している模様だ。
「コカ・コーラボトラーズジャパン」誕生
コカ・コーラウエスト(CCW)とコカ・コーライーストジャパン(CCEJ)は17年4月1日に経営統合する。統合後の新会社の名称はコカ・コーラボトラーズジャパン(CCBJI)。
味の素ゼネラルフーヅ スペシャリティへ邁進 品田英明社長インタビュー
6月24日から現職の品田英明社長。7月に開催した16年度事業方針説明会ではAGFの2020ビジョンについて「昨年、味の素グループの100%子会社化となり海外の仕事もできるようになったことで、
みりん 本格志向の消費者増える 需要期に向け提案強化を
みりんカテゴリーは本みりん、みりん風調味料、料理酒で構成されている。本みりんは、みりん風調味料からのシフトにより微増傾向が続く一方で、みりん風調味料は減少傾向にある。
中国地区地域卸 市場環境、依然厳しく
今まで以上に速いペースで進む人口減少と高齢化。小売業界の再編に伴う帳合の集約。過疎地域では後継者不足に起因する小売店の廃業も進んでおり、地域卸を取り巻く環境は依然として厳しい。
九州即席麺 売上実績は乱高下傾向
九州地区の即席麺各社の売上状況は4月に発生した熊本地震の影響で、発生直後は震災特需で一時は2ケタ台の売上伸長となったが、5月はその反動を受けて急激にダウン。
つけもの版 梅干・梅漬 避けられぬ価格改定 中国梅 需給バランス崩壊
16年産の紀州原料梅は不作、中国原料梅はかつてない大凶作となった。
鍋用調味料 鍋つゆ中心に拡大へ メニュー人気で需要増
鍋は秋冬期を代表するメニューとして家庭内などに定着している。
2016東京国際包装展 「伝えよう、NIPPONの包装力を」
日本包装技術協会主催による「TOKYO PACK 2016(2016東京国際包装展)」が10月4~7日、東京ビッグサイト・東1~6ホール全館で「伝えよう、NIPPONの包装力を」をコンセプトに開催される。