兵庫県手延素麺協同組合は2日、姫路市の山陽百貨店を皮切りに、恒例の販促キャラバンを開始した。
全国の有力百貨店や量販店、駅広場などで「揖保乃糸」のPRや試食を行い、夏本番に向けて需要を喚起する狙い。7月21日の鹿児島でのイベントまで、全国12か所で催す。
山陽百貨店では、南館駅前広場特設ステージに「2024年ミス揖保乃糸」の原田佳歩さん、久本来美さんが涼やかな浴衣姿で登場。手延そうめんの特徴や「揖保乃糸」の麺の種類、おすすめのレシピを紹介するとともに、百貨店中元売場からライブ中継で、そうめんセットをアピール。また内麦を使用し1年間熟成させた「縒つむぎ 古(ひね)」をサンプルとして720個配布した。
ステージ横の試食コーナーでは「冷やしそうめん」や「にゅうめん」のほか、「トマトそうめん」「鶏だしそうめん」などのアレンジレシピ、合計6メニュー・約2千食を通行人に振舞った。
本館1階正面玄関前の物販ブースでは特別奉仕品として、いろんな麺を詰め合わせた「揖保乃糸特別セット」を1千620円にて数量限定販売。朝から多くの買い物客が訪れて賑わった。
井上猛理事長は「昨年は価格改定を反映するため、販社が売価か数量を調整して対応した。この影響や、ギフト最盛期の6月中旬から7月中旬まで天候が不安定だったこともあり、ギフト商品の販売数量は20%ダウンした。その後1年間に、各社が得意先の需要を汲みながら修正して、今年も前向きに商戦に挑む。全国各地で盛り上げて前年比105%を目指したい」など話した。