凍豆腐3団体が総会 消費の裾野拡大を強化

全国凍豆腐工業協同組合連合会、凍豆腐製造業公正取引協議会、長野県凍豆腐工業協同組合は21日、長野市内で通常総会を開催し、すべての議案を承認した。役員改選では、全凍連副会長に塚田裕一氏(みすずコーポレーション社長)、専務理事に青木隆氏(長野県凍豆腐工業協同組合)などを選任した。

事業の一つである需要拡大策については、消費の裾野拡大に有効な事業展開を図るほか、前年度に実施した「レシピコンテスト」の入選作品を、パンフレット作成や試食会の開催を通じて広くアピールする。

また11月3日の「高野豆腐の日」の広報活動とともに、社会貢献事業なども継続して実施していく。食品関係団体が行う企画やイベント情報を有益に活用するほか、凍豆腐の提供など支援を通じて食育推進に努める計画。

3団体の代表を務める木下博隆理事長(旭松食品社長)は、冒頭あいさつに立ち「昨年は価格転嫁が進んだ年だったが、一方で販売数量が減少して、事業環境は厳しさを増している。様々な活動を通して、市場を盛り上げていきたい」など話した。