甘強酒造が蔵元感謝祭 「生みりん」の数量限定販売も

みりん・清酒の製造販売を手掛ける甘強酒造(愛知県海部郡蟹江町)は3月9日、「蔵元感謝祭」を開催した。清酒・みりんの試飲販売や甘酒・ポップコーン(みりん仕込み)の無料提供を実施。当日は朝早くから近隣の家族連れが訪れた。

会場では、感謝祭限定の「純米吟醸生原酒 大寒仕込み朝しぼり」や「四天王 純米大吟醸 生原酒」をはじめとする清酒や、「昔仕込本味淋」「国産純醸本みりん」などみりんの試飲を用意。初の試みとして、「生みりん」(限定300本)を販売した。今春の新商品「みりんジンジャーシロップ」も好評だった。

物販コーナーでは、「甘強本みりん」や「みりん粕漬床」「西京漬床」「液状塩こうじ」など主軸商品を取り揃えた。

地場の食品メーカー・生産者も出展。郷土料理の「鮒味噌」や採れたての苺などを販売した。

同社・山田洋資社長によると、今期(24年6月期)売上は、7-2月累計で前年比約10%のプラスで推移。市販用は前年並み。今期好調な業務用では、特にホテルや観光地向けの需要が高まっているという。みりんも、市販用・業務用トータルで前年をクリアしているとのことだ。