双日など食品関連12社 代替食品の共同開発へ「フードテックワン」設立

双日および双日食料と食品関連企業10社は、サステナブルな食品の開発と普及を目指し、共同出資会社フードテックワンを設立した。植物由来の代替肉などの共同開発により早期の商品化を目指すとともに、フードテックに関する多様な取り組みを実施する。

フードテックワンの参画企業は12社。双日および双日食料が67%を出資し運営を担うほか、ADEKA、エフ・リンク・コーポレーション、JALUX、昭和産業、デリカフーズ、松屋フーズ、マリンフーズ、丸大食品、ミートワン、ロイヤルの10社が参画。原料・素材から、加工食品の製造・開発、惣菜ベンダー、外食企業のパートナー企業が連携することで新たな価値の創造につなげる。

2月22日の設立記者会見で、池本俊紀社長(双日リテール・コンシューマーサービス本部)は「幅広い分野を担う企業が互いの技術と知見を掛け合わせ、競争力ある植物肉の開発につなげていきたい」と意欲を示した。

参画企業を代表して、ロイヤルの藤田敦子社長は「この取り組みを通じて、より高付加価値な商品を適正価格で、安定的に供給していただけることを期待している。そして、参画企業の知見を生かし、食に関わる様々な社会課題の解決につなげていきたい」と語った。