日清食品は、和風カップ麺「日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ」企画として、新たに九州うどんの味わいを再現した「南」を3月11日から期間限定で全国発売する。焼あごとサバ節の“Wだし”で、すっきりとしながらもクセのあるおいしさが楽しめる。麺はもっちりとした食感とつるみが特長。具材は丸大豆100%のふっくらおあげ、かまぼこ。既存の東日本向け、西日本向け、北海道地区向けとあわせ、東西南北の4種類を同時に全国展開し、だしの違いを訴求する。
同社は「九州は独自のうどん文化があり、昨今は『九州うどん』のお店が関東や関西に進出するなど注目を集めている」(広報部)と開発背景を話す。なお「南」は今回の企画限定品となる。「現在のところ定番品で発売する具体的な予定はない」。
「日清のどん兵衛 きつねうどん だし比べ(東)」は本鰹×宗田鰹でコクと旨みが感じられる。西日本向け「同(西)」は昆布×本鰹で豊かな香りが特長。北海道地区向け「同(北)」は利尻昆布×鰹節による優しい味わい。価格は236円(税別)。
「日清のどん兵衛」は、かねてより地域の嗜好性にあわせたつゆの製品を展開。全国販売のカップ麺としては初めて地域別に味を分けて販売した。また11年から「きつねうどん」「天ぷらそば」の「東」「西」をそれぞれ期間限定で全国発売し、昨年は「北」(通常は「北のどん兵衛」)も企画に加えた。