8.7 C
Tokyo
5.3 C
Osaka
2025 / 11 / 30 日曜日
ログイン
English
加工食品調味料・カレー類マルサンアイ 岡崎のみそ工場 1年半かけ閉鎖へ 「みそ事業」10分の1に縮小
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

マルサンアイ 岡崎のみそ工場 1年半かけ閉鎖へ 「みそ事業」10分の1に縮小

大豆を原料とする豆乳をはじめ赤だしみそ「懐石」や「純正こうじみそ」、「味の饗宴」などのみそを展開する愛知県のマルサンアイは、およそ1年半かけて岡崎市のみそ工場を閉鎖し、みそ事業の生産規模を10分の1まで縮小すると発表した。今後、子会社の玉井味噌がある信州の工場でみその製造を続けていくが、ラインアップは大きく見直し、国産原料に特化したみその製造にシフトしていく計画。「量」から「質」への転換を進めることで、収益力の高いブランドづくりを進めていきたい考え。

同社は1952年、前身となる岡崎醸造を設立。64年に「ミックスみそ」、70年に「純正こうじみそ」、72年に「懐石」を発売するなど中部エリアを中心にシェアを獲得してきた。ただ、人口減少などみその需要低下とともに売上げが年々減少。さらに大豆などの原材料の高騰もあり厳しい状況が続いていた。

一方、80年に豆乳工場が完工後、健康志向の高まりなどを受けて需要が拡大。23年9月期決算では、「みそ事業」が43億1千700万円(前年比6.2%減)だったのに対し、「豆乳飲料事業」が244億3千400万円(同2.6%増)とおよそ6倍に成長しており豆乳グルトやチーズタイプの豆乳シュレッド、豆乳スライスなどチルド事業は前年比128%と堅調を維持している。

今後の方針では、みそ事業の新たな価値の創造として利益率の低い商品を見直し利益の底上げを図るほか、国産原料に移行していくことでより質の高い商品を提供しブランド力を高めていく。

豆乳飲料事業では、付加価値商品の開発、業務用の拡大などさらなる売上げ拡大を図る。

2030年までを見据えた長期計画では、「植物性のコア事業を中心に健康な未来に繋がる商品開発」「マルサングループが作り売るべきイミ商品への傾注」などを商品戦略に掲げ、売上高の拡大に加え、利益率約10%を目標としている。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点