3.1 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 28 日曜日
ログイン
English
飲料系飲料リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」さらなる成長へ40代に照準 阿部サダヲさんの動画や銭湯など良質な体験通じて訴求

リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」さらなる成長へ40代に照準 阿部サダヲさんの動画や銭湯など良質な体験通じて訴求

 コカ・コーラシステムは、日本発のリラクゼーションドリンクブランド「CHILL OUT(チルアウト)」の飲用層拡大に向けた施策を開始した。

 10月6日に俳優の阿部サダヲさんが出演するWEBムービーを公開。10月20日からは、東京・高円寺の老舗銭湯「小杉湯」にて「寝落チルハウス -CHILL&SLEEP-」というイベントを期間限定で開催している。

 これらの施策は主に40代をターゲットにしたもの。 

 10月19日取材に応じた日本コカ・コーラの渡邉憲マーケティング本部ニュートリションカテゴリーブランドマネジャーは「現在のコアユーザーは“チル”という言葉に聞きなじみのある20代・30代。さらなる成長には上の世代の取り込みがカギになり40代にもアプローチしていく」と語る。

 WEBムービーでは、40歳男性175人を対象に行ったアンケートで約8割の人が「仕事のスキマ時間に休めていない」「日中の疲れで帰ってぐだぐだ過ごすことがある」と回答したことを強調。飲用機会の創出を促す。

「小杉湯」で取材に応じる日本コカ・コーラの渡邉憲マーケティング本部ニュートリションカテゴリーブランドマネジャー
「小杉湯」で取材に応じる日本コカ・コーラの渡邉憲マーケティング本部ニュートリションカテゴリーブランドマネジャー

 「単に製品を見て知っているのではなく、体験を通して、どういうシーンでどんなふうに飲むといいのかを理解している“良質な認知”を広げることで、トライアルにつなげていきたい」という。

 「CHILL OUT」は2016年にI-ne(アイエヌイー)がスタートさせたブランド。
 2019年には、単独での展開から日本コカ・コーラとアイエヌイーが出資した合同会社Endian(エンディアン)での展開となった。アイエヌイーは今年、エンディアンの全持ち分49.9%を日本コカ・コーラに譲渡し、エンディアンは日本コカ・コーラの完全子会社化となった。

 10月にコカ・コーラシステムへの移管を完了し、さらなる伸長を狙う。

 「配荷をより広げ、お客様により届けていく。マスマーケティングを通して、より分かりやすく製品の特長や特性も伝えていく。ポストコロナへの移行のなかで、新しく生まれてくるストレスポイントや消費者の行動パターンの変化を改めて捉えて進化する」と意欲をのぞかせる。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。