8.9 C
Tokyo
8.7 C
Osaka
2025 / 12 / 05 金曜日
ログイン
English
加工食品冷凍食品ニチレイフーズ×日清製粉ウェルナ 惣菜向けパスタを共同開発 両者の知見でニーズ対応

ニチレイフーズ×日清製粉ウェルナ 惣菜向けパスタを共同開発 両者の知見でニーズ対応

ニチレイフーズと日清製粉ウェルナは、互いの知見を持ち寄り、多様化するニーズに応える冷凍食品を共同開発する。第1弾で業務用の惣菜売場向けに「1/3日分野菜のペペロンチーノ」(販売元:ニチレイフーズ)を10月1日から発売。人手不足が深刻な提供現場の「タイムロス」「廃棄ロス」「チャンスロス」という「3つのロス」を解決する。

両社が協業する背景には、「女性・高齢者の就業率の高まり」などで「食の外部化」が進展しており、従来の商品提案だけでは生活者のニーズをとらえきれないとの認識がある。

今後はニチレイフーズの「冷凍野菜の調達力」「素材の組み合わせ技術(アッセンブル機能)」と日清製粉ウェルナの「冷凍パスタの開発力」「経時変化への対応技術」などの強みを掛け合わせ、冷凍食品ならではの顧客価値を創造していく。

新商品「1/3日分野菜のペペロンチーノ」は、下ごしらえされた具材とパスタをキット化。調理時の食材廃棄を削減するとともに、スチームコンベクション調理に対応し、調理オペレーションの簡略化も実現した。また1食で1日に必要な野菜の1/3を摂取可能。日清製粉ウェルナが製造したパスタは時間が経っても伸びにくい食感に仕上がっている。規格は580g(野菜ミックス280g+パスタ300g)×9袋入りとなっている。

今後の展開について、「業務用・家庭用とも対象とし、業態にとらわれず幅広いニーズに応えていきたい」(ニチレイフーズ広報グループ)としている。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。