一般財団法人日本気象協会の「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、6月28日から30日までの3日間、東京・有楽町の駅前広場で開催された「猛暑・酷暑・熱中症対策フェスティバル」にブース出展し、オフィシャルパートナーによる暑さ対策アイテム展示やクイズ大会を行った。
地球温暖化による異常気象の影響で、今年も昨年以上の猛暑、酷暑が予想され、大都市特有のヒートアイランド現象などの環境問題もクローズアップされている。そこで猛暑、酷暑のピークを迎える前に、いち早い熱中症対策への準備が必要として対策を啓発した。
開催に先立ち日本気象協会の気象予報士の久保氏は、「熱中症の症状が疑われる場合は、涼しい場所への移動や、脇の下や首の両側、足の付け根などカラダの一部を冷やすことと、水分と塩分の補給が重要」と説明。今夏の天気については、梅雨明けは例年と同じ7月下旬で、梅雨明け後は猛烈な日差しと暑さが続き、日本全国で猛暑を予測。そこで暑くなる前から暑さに負けないカラダづくりのために「暑熱順化」として2日に1回ほど湯船で汗をかくことや無理のない運動などが重要と説明した。