企業の脱炭素化支援 シンガポール企業が日本進出 三菱商事など3社と連携

独自のプラットフォームを通じ企業の脱炭素化を支援するテラスコープ社(シンガポール)が、日本市場でのサービス開始を発表した。

テラスコープ社が提供する脱炭素化ソリューションは、企業のサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を正確かつ包括的に計測・管理するためにデータ解析を行うもの。このほど日本法人を設立するとともに、三菱商事、日本テトラパック、みずほ銀行との戦略的パートナーシップを締結した。

6月15日に会見したテラスコープのマヤ・ハリーCEOは「脱炭素を目指す企業が直面するのは、直接・間接の排出量全体を測定するのは難しく時間がかかるという問題。私たちが提供するプラットフォームでは、データサイエンスと機械学習によってその困難を乗り越えることができる」と説明。

そのうえでハリーCEOは、三菱商事グループの顧客ネットワーク、日本テトラパックの食品包装・加工分野での知見、みずほ銀行のアジア・太平洋地域における顧客ネットワークを活用しながら、企業の脱炭素化推進に貢献する考えを述べた。