丸美屋食品 今期売上9%増 1~5月、基幹3群伸長

丸美屋食品工業の2023年度(24年3月期)売上実績が好調だ。1~5月の累計実績は前年比9%増。ふりかけ類が14%増、中華類が3%増、釜めしの素類が4%増と基幹3商品群が伸長した。杉山典由取締役マーケティング本部本部長が6月13日都内で明らかにした。

ふりかけ類のうち基幹5商品も前年比12%増と伸長。「のりたま」が9%増、発売60周年を迎えた「すきやき」が26%増と大きく伸長した。また、発売35周年の「混ぜ込みわかめ」が15%増、同25周年の「ソフトふりかけ」が21%増と好調に推移。お茶漬けも14%増と伸長した。

中華類のうち麻婆豆腐は年初に苦戦して1%減ながら復調基調。一方、麻婆茄子が8%増となったほか、「贅を味わう」が25%増、春雨が32%増と大きく伸長した。「かけうま!」は微減ながら市場を上回る水準で推移した。釜めしの素のうち「とり釜めしの素」は3%増、「五目釜めしの素」は4%増、季節限定商品も4%増だった。

キャラクター群は12%増。「ポケモン」「ちいかわ」の各シリーズが貢献した。米飯群は20%増。セット米飯はやや苦戦したが、「スープdeごはん」や雑炊がカバーした。新商品ではキャラクターの「ちいかわ」「SPY×FAMILY」が寄与。いずれも期間限定の「混ぜ込みわかめ〈すき焼き風〉」「黒ごま担々麻婆豆腐の素」も貢献した。