キッコーマン豆乳の巨大オブジェが東京・渋谷に出現――。
渋谷ストリーム稲荷橋広場(東京都渋谷区)で6月6日から12日まで開催されているソイラテ無料配布イベント「キッコーマン豆乳ソイラテSTAND2023」に華を添える。
豆乳ユーザーの裾野拡大がイベントの目的。
6日会場で冒頭挨拶したキッコーマンソイフーズの藤村公苗社長は「健康志向という点で、まだまだ大きなパフォーマンス拡大のためのポテンシャルがあるのではないかと思っている」と語る。
これまで若年層の取り込みを加速させるべく、例年6月はキッコーマン豆乳を冷凍した豆乳アイスをメインに提案してきたが、今回はソイラテの提案に絞り込んだ。
その理由について、荻生康成執行役員マーケティング本部企画開発部長は「我々の調べでは豆乳をコーヒーに混ぜる使用用途が伸びている。豆乳もコーヒーも同じ習慣的な飲み物であり、好みの味を自分でカスタマイズできることからも広がりやすい」と説明する。
無料提供されるのは「ソイラテ」「ショコラソイラテ」「ブラックソイラテ」「ミントソイラテ」の4メニュー。梅雨の時期に気分が上がらない“梅雨ダル”を乗り切るメニューとして、管理栄養士の藤橋ひとみ氏が監修した。
ベースとなる豆乳は「調製豆乳」「おいしい無調整豆乳」「砂糖不使用 調製豆乳」の3種の白もの(プレーンタイプ)から選べるため会場では実質12メニューを取り揃える。
「白ものがマーケットの基本となる。その中で『おいしい無調整豆乳』は非常に底堅い。今年3月には『砂糖不使用 調整豆乳』を新発売し、調製豆乳についても今後、定着化・活性化していきたい。白ものとコーヒーを混ぜ合わせると、3種類それぞれで風味が異なり、そういった部分でも楽しめる」と述べる。
会場で体験した人に家庭でも楽しんでもらえるように公式サイトでソイラテレシピのつくり方を紹介している。
「基本的にコーヒーと豆乳を混ぜるだけなのだが、心理的なハードルが高いという調査結果もあり、それぞれの種類の豆乳に適した混ぜ方や割合をホームページで紹介している。SNSでは従来からのTwitterとインスタグラムに加えて、今回、LINE公式アカウントを開設して情報発信を強化している」という。
店頭では複数のコーヒーブランドとコラボレーションしてクロスMDを強化していく。
なお同イベントは、6月17日18日の2日間限定でヨドバシ梅田(大阪府大阪市)でも開催される。