「当たり棒」存続決定のガリガリ君 「正しい交換」へ協力求める

赤城乳業は、「ガリガリ君」の当たり棒の「正しい交換方法」への協力を求めるコミュニケーション広告を、ゴールデンウイーク期間を中心にテレビやラジオ、交通広告などで展開している。JR東日本のドアステッカーは5月28日まで、大阪メトロは5月10日から6月9日まで掲載予定となっている。

広告は「当たりつきやめるのをやめました。」から始まる内容で、「ガリガリ君」の当たり棒が出た際の正しい交換手順として

①よく洗う
②よく乾かす
③ラップフィルムなどに包む
④購入店舗で早めに交換する

――など記載し、消費者や従業員の健康・安全を考慮するとともに、感染予防と拡散防止への協力を求めている。

「ガリガリ君」の当たり棒をめぐっては、コロナ禍をきっかけに「食べた後のスティックを店頭に直接持参し交換することはどうなのか」という問題が浮上。社内で話し合いを重ねた結果、やめる方向で話が進んでいたが、創業以来「あそびましょ。」の企業メッセージを発信してきた同社にとって、当たり棒は「ささやかなワクワクかもしれないけれど、ガリガリ君の一部」であることなどから、継続する結論に至った。

赤城乳業は「皆さまのご理解・ご協力のもと、当たり棒を今後も継続できますと幸いです」などとコメントしている。