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加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品大塚食品「マイサイズ」が過去最高販売を更新 カロリー控えめ・塩分控えめとおいしさの両立で健康志向の高まりに対応

大塚食品「マイサイズ」が過去最高販売を更新 カロリー控えめ・塩分控えめとおいしさの両立で健康志向の高まりに対応

 大塚食品は3月8日、レトルト食品「マイサイズ」ブランドの売上げが右肩上がりに拡大し、2022年に過去最高を更新したことを明らかにした。

 22年売上げの伸長率は前年比で1ケタ増、19年比で2ケタ増となった。

 カロリー控えめ・塩分控えめとおいしさの両立を図った製品特徴が、高まる健康志向に合致したことが好調要因と思われる。

 昨年販売を押し上げた要因について、8日発表した江藤晃嗣製品部マイサイズ担当PMは、ラインアップを多彩に取り揃えている点と昨年3月に実施したレギュラーシリーズのリニューアルを挙げる。

 レギュラーシリーズは昨年の刷新により、味わいでは濃厚さとコクを追求し、メニューごとにしっかりと旨みを重ねる工夫が施された。
 加えて「バターチキンカレー」には北海道産発酵バターを、「チーズリゾットの素」にはトリュフオイルを使用するなど素材も厳選することで100kcalと豊かな味わいの両立を図った。

 パッケージもおいしさを表現する要素を盛り込んで一新した。特にシリーズ全体で店頭での“魅せる陳列”を意識して改良を施したことが奏功した。
 「カラーブランディングと呼んでいるが、パッケージデザインを変更したことで、店頭でパッと映えるようになり、遠くからでも一目で分かるようになった。店頭で選べる楽しさも演出できた」と振り返る。

 これにより“100kcalでおいしい”“全品レンジ調理可能な簡便性”“塩分2g以下設計”といった製品特徴も浸透。「アンケートを実施したところ約8割の方に伝わっていることが判明した」という。

 支持ポイントの最上位は、カロリーが分かりやすい点で、次いでおいしさが挙げられる。値ごろ感も支持ポイントとなっている。

 コロナ禍の自宅療養時での喫食も販売を押し上げたとみられる。

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