8.5 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会「既成概念を超え新たな市場に挑戦」 酒類食料品業賀詞交歓会で國分会長

「既成概念を超え新たな市場に挑戦」 酒類食料品業賀詞交歓会で國分会長

酒類食料品業懇話会は5日、東京・ロイヤルパークホテルで令和5年度新年賀詞交歓会を開催した。メーカー、卸のトップら137社550人が参加し、新たな年の飛躍を誓った。

あいさつした國分勘兵衛会長(国分グループ本社会長兼CEO)は「3年ぶりの賀詞交歓会となる。デジタル化やDXもいいが、リアルでお会いできるアナログもよいものではないか」としたうえで、「コロナ禍で世の中は大きく変わった。わが国は高齢化・人口減少が進んでいるが、誰もがコンピュータを持ち歩くようになり、自動車は電気で走り、ドローンが飛び、ロボットが動き、キャッシュレスが当たり前の時代となった。これまでとは全く違う時代が始まり、コロナ禍を通じて新しいマーケットが生まれている」と語った。

そのうえで國分会長は「過去の経験値は必要ではあるが、これからは前年比やコロナ前との比較にとらわれることなく、世の中の変化に対応し、新しいマーケットに挑戦していくことが重要ではないか。既成概念を超えて、新たな食のライフラインを作っていきたい」と強調した。

令和4年度の叙勲・褒章受章者の紹介に続いて、今年の年男・年女を代表して宮原道夫・森永乳業会長が「今年の干支は癸卯(みずのとう)。これまでの努力が花開き、実を結び始める年という。新しい時代を切り開く強い意志で飛躍の年にしたい」と力強く乾杯した。

中締めでは三菱食品の京谷裕社長が「この3年間、食のサプライチェーンを支えてきた会員企業にあらためて敬意を申し上げる。今日この時も、大雪の中でもわれわれは食のライフラインを支えている。現場の方々の努力に感謝をあらためて申し上げたい。昨年のサッカーW杯では日本代表森保監督『共闘』という言葉が印象に残っている。食品業界はエネルギーコストの上昇や物価高による購買意欲の減退など今年も厳しい戦いが予想されるが、効率化が必要な非競争領域では互いに手を携え、業界が一丸となって共闘していこう」と呼び掛けた。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。