1か月ぐらい前だろうか。WEBで最大手のとんかつ・かつ丼チェーンが不調との記事を拝見した。かつて500円台だった、かつ丼の価格が600円を超え、客数に影響が出ているという。
▼人件費や原材料価格の高騰で、外食の値段は以前に比べて値上がりした。ワンコインのランチメニューはほぼ姿を消し、都心部では1000円を超えることも当たり前となった。コンビニのおにぎりも高くなったと感じる。
▼その一方、量販店惣菜は値上がりしたとはいえ、他業態に比べると安い。今や惣菜売場の名物商品となった「かつ重」は300円台、DSでは税込300円を下回る価格で展開する店もある。ボリュームと肉質、持ち帰りと出来立ての違いがあるとはいえ、同じようなメニューが半値となれば消費者の動きは変わる。
▼さらに来年4月からは消費税率の差も広がる。外食への影響は避けられないが、その半面で需要拡大が期待される惣菜も決して順風満帆ではない。包装資材をはじめとするコスト上昇と節約志向が強まるなか、価格競争が激化すれば値上げできないジレンマに陥る可能性もある。
