その他機械・資材1台4役で生産性向上や省人化に貢献 鬼オロシ機など独自開発の専用機も多彩 ドリマックス
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1台4役で生産性向上や省人化に貢献 鬼オロシ機など独自開発の専用機も多彩 ドリマックス

 ドリマックス(TEL048-254-1231、松本英司社長)は、人の手の限界を超えた生産性の追求、職人技の実現化など、不可能を可能にすることをモットーにしている。ユーザーの要望に合わせて短期間で新しい機種を開発。開発テーマをユーザーから受けることにより、成長を続けてきた。「今使っている機械と比べてみたい」「もっとこういうことはできないか?」「商品の質をより向上させたい」など何でも相談に応じる。

 そして、他社に真似できない柔軟な発想で、常に挑戦し続け、ユーザーのオンリー・ワン商品の開発に貢献。同社の製品が選ばれる理由として、“時間短縮”“人件費削減”“ゴミ激減”の「3つのコストダウン宣言」も行っている。主力製品を次に紹介する。

 【スーパースライサーシリーズ】食材により連続投入でき、効率を最大化するコンパクト設計の「F-2000S」(重量150㎏、処理能力110~400㎏/h)、ポピュラーな機種で、大根などを丸々1本投入できる「F-2100S」(重量220㎏、処理能力210~1200㎏/h)、工場の製造ラインに適合する高い処理能力を発揮する「F-2200S」(重量400㎏、処理能力500~2400㎏)の3機種をラインアップ。野菜、フルーツ、魚、肉の「スライス」「千切り」「ダイスカット」「筋目入りカット」の1台4役が可能である。

 同機に組み込まれた「高速回転丸刃」は、ギロチン刃の上下動による裁断方式ではなく、丸刃が日本刀の“引き切り”ように切れ味鋭く高速回転、さらに「クシ刃」「ダイス刃」の組み合わせで1台4役のカットをこなすものだ。

 そのため、抵抗を極力抑えて食材の繊維を壊さず、ハリとツヤ、歯ごたえと旨さ、驚異の鮮度維持を生み出す。刺身のツマなどは、大根の繊維に沿ったカット方法で繊維を壊さないため、鮮度が長持ちしてシャキシャキな食感が続く。ステンレス製(SUS 304)なので水洗いで簡単に清掃でき、衛生性にも優れている。

 発売当初は紅生姜の千切りではほぼ100%のシェアを占めるといった状態が続き、その後、フルーツ、肉や魚、海外に販路を拡げるなどにより、販売実績をコンスタントにキープしている。

 物価高が続く昨今、同機を使えば、少ない人手による大量生産で安価でおいしいものが作れる。そのニーズは多様な業態でますます高まっている。例えば、ファミレス業界などで人気が高まっている“肉々しい”ハンバーグを作るため、加工会社が肉を粗めにダイスカットするのに同機を導入するなど、新たな販路の拡大も続いている。

 最近の新製品では、これまで待望されていた大型ミジン切り(粉砕)機の「F-650」がある。野菜、乾燥海苔、ゆで卵など多彩な食材のミジン切りが可能になり、麺や餃子の皮の端材を細かくして再利用することもでき、食品ロス削減に寄与し、歩留りアップにも貢献する。食品工場やセントラルキッチンでの導入が進み始めている。

DX-660【スーパーオロシ】コンビニベンダー工場やセントラルキッチンで活躍中。食材を投入口からポンポン入れるだけで、素早くオロシが大量にできる。オロシドラムを変えるだけで、様々な粗さに対応。大根だけでなく、生姜やニンニクもおろし可能。遠心力でおろすので、食材の本来の風味を保ちつつおろすことができる。
スーパースライサー/DX-660【スーパーオロシ】コンビニベンダー工場やセントラルキッチンで活躍中。食材を投入口からポンポン入れるだけで、素早くオロシが大量にできる。オロシドラムを変えるだけで、様々な粗さに対応。大根だけでなく、生姜やニンニクもおろし可能。遠心力でおろすので、食材の本来の風味を保ちつつおろすことができる。

【遊星回転シリーズ】丸刃の“超引き切り”(高速遊星回転)により、食材の断面を傷めずにカット。刃を食材に叩きつけて切る方式とは異なり、丸刃が回転しながら食材にあたる引き切りのため、食材が潰れにくく保存性も高くなる。レモンのように果肉が崩れやすい食材や、ピーマンなどの中が空洞の食材でも潰さずシャープにカットできる。

 千切りやスライスはもちろん、カツラむき、網造り、オロシなど各カット形態に対応する専用の機種を豊富にラインアップしている。その中でも、特に同社が高いシェアを占めているのが、大根オロシ機「DX-60X/Z」をはじめとする多彩な「オロシ機」だ。

 通常の大根オロシは水分が多く、5分以上経つと風味が極端に落ちてしまう。これに対しDX-60X/Zは、極めて粗く水分の少ないシャキシャキとした“鬼オロシ”が素早く簡単に作れる。

 大手コンビニチェーン店において、ハンバーグのトッピング用途として採用された実績を持ち、それに続き、処理量の多いDX-660「スーパーオロシ」がオロシそばにも採用された。その後、他の大手チェーン店においても、F-600S「寸切りと合体オロシ」など高処理能力機種の導入が進んでいる。風味が長持ちする上、85~90%が商品として使える“歩留りの良さ”もあり評価を高めている。そのため、最近は夏場だけでなく年間を通じて多様な食品に使用されるようになっている。

 近年は、セントラルキッチンなどがまとめてカットした食材を分けて、多数のチェーン店に配送するケースが増えているが、どうしても鮮度が落ちてしまう。これに対し、同シリーズをSMなど各店舗のバックヤードで使えば、必要な量だけその場でカットでき、鮮度の高い食材を提供できるメリットが生じる。

 省スペース型なので、狭い厨房にも設置しやすく、パーツも極力少ないので、手入れも簡単。操作方法も食材を投入してスイッチを入れるだけで、誰でも均一なカットが可能なため、アルバイト従業員などでも初日からすぐに操作できる。その機能性が評価され、大手SMなどでも導入が進んでいる。

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