伊藤園は、5月に開園120周年を迎える横浜市中区の三渓園に3本の桜の苗木を植樹した。
「お~いお茶『わたしの街の未来の桜プロジェクト』」の一環。
1月19日に発売した「お~いお茶」桜エールパッケージ商品の売上金の一部を活用して三溪園での桜の保全・維持支援活動を実施する。
桜の植樹に加え、今後は桜の肥料提供や中期的なボランティア活動など継続したサポートを行う。

1月29日、三渓園茶寮前で開催された桜植樹式には、ルンビニ幼稚園(横浜市中区)22人の園児が招かれ、伊藤園・三渓園・横浜市の各代表とともに記念植樹に参加した。
三渓園は、近代三茶人の一人である原三溪氏が1906年に創設した国指定名勝の日本庭園。近隣地域社会への還元を重視し、ルンビニ幼稚園の園児には散歩の場として無料開放している。
参加の園児に対して、伊藤園の貴志望常務執行役員東京・南関東地域営業本部長は「通常ではなかなか経験できない桜の苗木の植樹に加わったことで、この記憶とともに成長していき、三渓園さまに親しみを感じていただけるはず」と語る。

三溪園には約250本の桜が植わる。品類はソメイヨシノや原三溪氏出身地の岐阜から移植した桜など約9種類。
三溪園保勝会の海野晋哉理事長は「開園当時から桜が市民の皆様に親しまれている。歴史ある分、老木も多くなっており、50年、100年先まで桜の名所にふさわしい場所として維持していくには、若い苗木を少しずつ植え育てていくことが欠かせない」と述べる
園内の隅々は、原三溪氏の独特の価値観や美意識が反映されている。
「伊藤園様にこれからの景観づくりもご支援いただけるのは、原三渓の遺志に相通じるものがあり、深いご縁を感じている。小さい苗木だが、園児の皆様が成人式を迎える頃には立派な桜の木になっている。長い年月を経て、訪れる多くの方々の心に刻まれる風景になっていることを期待している」と続ける。

来賓挨拶した横浜市の佐藤広毅副市長は、旧上瀬谷通信施設(神奈川県横浜市)で来年開催される2027年国際園芸博覧会に触れ「旧上瀬谷で『お~いお茶』を飲み、三渓園でも『お~いお茶』を飲み、そのようにして伊藤園・横浜市・三渓園と盛り上げていけると嬉しい」と笑みをうかべる。
伊藤園の三渓園での植樹は今回が初めて。2012年11月に伊藤園が横浜市と締結した「地域活性化に関する包括連携協定」に基づいた動きとなる。
伊藤園は三渓園で過去3回お茶会を実施した。
三渓園の海野理事長は「現在も三渓園では様々なお茶会が流派問わず開催されている。お茶をメインに事業されている伊藤園さまにお茶の普及や茶の湯の文化のグローバルでの発信といったことでもコラボレーションできると大変有難い」と期待を寄せる。

これに対して、伊藤園の貴志常務執行役員は「お茶は1200年の歴史があり、桜の木と同じように、どんどん啓発していかなければいけない」と意欲をのぞかせる。
なお、伊藤園は2019年2月から「お~いお茶」桜パッケージ商品の売上金の一部を桜の植樹や保全活動に寄付する「お~いお茶『わたしの街の未来の桜プロジェクト』」を実施し2026年1月末までに全国47都道府県で1594本の桜を植樹した。

