日本ハムは2月2日開催の取締役会で、前田文男副社長の新社長就任を決議した。井川伸久社長は取締役会長に就き、日本ハムファイターズのオーナーも引き続き務める。
同日、大阪市の本社で両名が会見し、前田次期社長は最も重要なことについて「挑戦する組織・企業であり続けること」とし、今後のキーワードに「プロテインの可能性」を挙げ、「海外事業の基盤確立」「ボールパーク事業の発展」とともに「次の成長エンジンに作り上げることが私の使命であり抱負」と語った。異動は4月1日付。
会見で井川社長は前田次期社長の強みについて「あらゆる事業のリーダーの経験」「挑戦意欲」「誠実さ」を挙げ、前田副社長も「(以前は比較的事業部間の異動が少なかった同社の中で)加工事業、食肉事業、外食産業(出向)と各事業を経験してきた唯一の役員」とした。
トップ交代について井川社長は「23年4月に社長に就任し、3年で改革すると決めて就任した」こと、その3年目の今期(26年3月期)業績が過去最高の売上高と事業利益の見通しになったことを挙げた。
前田副社長はあらゆる事業の経験で学んだことについて「現場、現物、現実の3現主義」を挙げ「現場の声をていねいに聞き、目の前の現実に真摯に向き合うことが、本質的な価値創造や課題解決につながると確信している」と語った。
また、プロテインの可能性については「ヘルスケア、医療、化粧品、スポーツなどあらゆる領域に挑戦し、新しい価値を創造する」とし、これが「既存事業の強みにもなる」と語った。
