ブルボンは、スナック感覚で食べられる米菓商品「コメノチップス」に磨きをかけるほか洋風ミックス菓子「今夜のくつろぎミックスチーズ&スパイス仕立て」を10月7日に新発売するなどして、引き続き米菓・豆菓子市場の開拓に挑む。
「コメノチップス」は、コメの生地にコーンやポテトなど複数の原料を練り込み、ノンフライでじっくりと焼きあげる「じっくり カリカリ製法」で仕上げた新食感の米菓。米菓ともスナックとも異なるカリカリ食感が特徴となっている。
3月11日に発売開始し、今回、素材の配合と焼成を見直して「コメノチップスのり塩味」を9月16日にリニューアル発売、「コメノチップスブラックペッパー味」を9月から自動切換でリニューアル発売した。
8月4日、商品・営業戦略発表会に臨んだ坂井裕次取締役は「配合と焼き上げ条件をさらに見直して、硬さの中にもサクッとカリッとした軽さを持たせて独自の食感を進化させた」と胸を張る。
需要喚起策として、10月1日から10月31日にかけて、レシートアプリ「クラシルリワード」を使って同2品を対象にしたマストバイ企画を実施した。

「今夜のくつろぎミックスチーズ&スパイス仕立て」はチーズスナック・スナックピーナッツ・焼きチーズ・ソフトプレッツェルをアソートした洋風ミックス菓子。和風のミックス菓子商品が多い米菓・豆菓子売場で異彩を放つべく訴求している。
食べ切りおつまみサイズも11月18日に発売開始して「ミニチーズおかきCH」と「味ごのみ」の既存品とともに、酒売場用什器を活用してアルコールとの併売を狙いおつまみ需要を獲得していく。
食べ切りおつまみサイズの期間限定商品としては「ミニチーズおかきCHたらこバター風味」「ピッからたらこ醤油味」「味ごのみ旨辛たらこ風味」を10月14日に発売開始して売場を盛り上げている。
なお米菓市場のコメ不足による価格高騰については「全体的にボリュームや価格への影響が避けられない中、新しい価値創出の動きが各社でみられる。米菓単品だけではなく、他の素材と組み合わせたようなミックス菓子のラインアップが各社で増えていくように感じる」との見方を示す。
