12.7 C
Tokyo
15.5 C
Osaka
2026 / 01 / 18 日曜日
ログイン
English
飲料系飲料気になる?清涼飲料水の賞味期限 製造ロット合わせのためのトラック年間3万台分の輸送削減へ飲料大手5社がタッグ

気になる?清涼飲料水の賞味期限 製造ロット合わせのためのトラック年間3万台分の輸送削減へ飲料大手5社がタッグ

 メーカー・卸売・小売の製配販の取引で出荷した商品が過去に出荷した商品によりも古くなることを製造ロットの逆転という。

 清涼飲料業界では製造ロットの逆転が起きないように、例えば近隣の倉庫からではなく遠方の倉庫から商品を運ぶといった製造ロット合わせのための輸送を日々行っている。

 その輸送量は、飲料大手5社で構成される社会課題対応研究会によると、トラック年間3万台分と試算される。

 清涼飲料水は賞味期限が長いことから、製造ロットの逆転で店頭に異なる賞味期限の同一商品が並べられたとしても生活者は気にしないとの仮説のもと大手飲料5社が協働。1/3ルールや1/2ルールの納品期限の緩和を呼びかけていく。

「賞味期限/消費期限をとても気にする」と回答した人の割合
「賞味期限/消費期限をとても気にする」と回答した人の割合

 社会課題対応研究会が9月に実施した「賞味期限に関する意識調査」(有効回答数n=2670)によると、ペットボトル(PET)飲料と缶飲料は、賞味期限表示がないアイスクリームに次いで気にしている人の割合が少ないことが判明。

 「賞味期限/消費期限をとても気にする」と回答した人の割合は、賞味期限が長い加工食品で3.6%~5.3%と1割に満たなかった。中でもPET飲料と缶飲料は「賞味期限/消費期限をとても気にする」と回答した人の割合が少ないことが明らかになった。

 賞味期限が長いPET飲料は1カ月程度の賞味期限の逆転があっても86.5%の人が購入すると回答したことから、PET飲料においては賞味期限の日付逆転が生活者の購買行動に与える影響は限定的と同研究会はみている。

左から伊藤園の永田幸三氏、キリンビバレッジの坂口典優氏、コカ・コーラボトラーズジャパンのアンドリュー・フェレット氏、サントリー食品インターナショナルの風間茂明氏
左から伊藤園の永田幸三氏、キリンビバレッジの坂口典優氏、コカ・コーラボトラーズジャパンのアンドリュー・フェレット氏、サントリー食品インターナショナルの風間茂明氏

 同研究会は11月27日、都内で発表会を開催し、賛同の流通企業と納品時の賞味期限逆転の運用テスト・店頭調査を2026年1月以降に開始すべく協議を進めていることを明らかにした。

 生活者が清涼飲料水の賞味期限を気にかけていないことが流通に周知され、納品期限が緩和されれば、製造ロット合わせのための輸送が削減され、これに伴いCO2・食品ロス・人件費などの削減も見込まれる。

 なお11月27日の発表会には、伊藤園の永田幸三執行役員生産本部副本部長、キリンビバレッジの坂口典優常務執行役員生産本部長、コカ・コーラボトラーズジャパンのアンドリュー・フェレット執行役員最高SCM責任者兼最高サステナビリティ責任者兼SCM本部長、サントリー食品インターナショナルの風間茂明常務執行役員SBFジャパン生産・SCM本部長が登壇した。

 飲料大手5社は、アサヒ飲料、伊藤園、コカ・コーラボトラーズジャパン、キリンビバレッジ、サントリー食品インターナショナル。

関連記事

インタビュー特集

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。