5.8 C
Tokyo
11.1 C
Osaka
2025 / 12 / 24 水曜日
ログイン
English
流通・飲食小売ヤオコー200店舗目は随所に狭小・都市型の新提案 「板橋四葉店」に新什器や味付けした肉と魚の切り身のバンドル販売を初導入

ヤオコー200店舗目は随所に狭小・都市型の新提案 「板橋四葉店」に新什器や味付けした肉と魚の切り身のバンドル販売を初導入

 ヤオコーは7日、200店舗目となる「ヤオコー板橋四葉店」(東京都板橋区)を開店した。同店は、埼玉県南部・東武東上線沿線に形成されたドミナント(店舗網)から都市部進出の一拠点と位置付けられ、広い敷地面積の確保が難しいとされる立地で狭小・都市型店舗ならではの新提案が随所に施されている。

 狭小スペースを補う施策としては、15時や夕方に品揃えを変更することで440坪の売場で600坪に相当する品揃えにしていくほかエンドに新什器をヤオコーで初めて導入した。

 通路幅が広めの通常店では、40(よんまる)カートと称する台車型の什器を使い通路にやや突き出す形でエンドをつくるのに対して、板橋四葉店では棚に組み込む形の新什器により通行の妨げにならないことに加えて、台車型什器と比べて多くの品揃えを可能とする。

 仕切り板により季節物のスポット商品やお買い得商品と日替わり商品を違和感なく陳列できるのも特徴。店員がスムーズに陳列できるようにもなっている。

味付き肉と味付きの魚の切り身のバンドル販売
味付き肉と味付きの魚の切り身のバンドル販売

 都市型店の取り組みとしては、都市型店で精肉需要が高まる傾向を受けて、味付き肉と味付きの魚の切り身のバンドル販売をヤオコー初導入。肉と魚、それぞれ5種類をラインアップし、品揃えは随時変更していく。

 味付き肉と味付きの魚の切り身を買い回っている傾向を受けてバンドル販売を初導入したという。

 ドライ売場では精肉との相性のよいタレの品揃えを拡充。PBの生焼肉用のタレ2種類も販売している。

 クッキングサポートは2人体制で精肉の提案に特化していく。

タレ売場
タレ売場

 青果では、フィリピンの標高900m以上の高地で栽培された「木熟(きじゅく)バナナ」をヤオコー初導入した。

 ターゲットは30‐50代のヤング・ミドル層。年間売上は初年度20億円を計画。初年度売上構成比は生鮮37%、グロサリー44%、デリカ19%。
 開店時の商品数(SKU数)は生鮮920品、グロサリー1万1380品、デリカ330品。

木熟バナナ
木熟バナナ

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。