-0.9 C
Tokyo
-2 C
Osaka
2026 / 02 / 09 月曜日
ログイン
English
加工食品菓子東北で唯一の専業卸の菓子展示会 出展メーカー数が過去最多更新 広大な東北「関口営業をぜひ活用していただきたい」関口社長

東北で唯一の専業卸の菓子展示会 出展メーカー数が過去最多更新 広大な東北「関口営業をぜひ活用していただきたい」関口社長

 菓子卸の関口が宮城県仙台市で9月17日開催した「令和7年 東北エリア秋季大見本市商談会」には、過去最多となる136社(244コマ)の菓子・食品メーカーが出展し、小売店や卸店らの来場客とともに、これから最需要期を迎える菓子市場に関する情報交換が活発に行われた。

 見本市商談会の朝礼で挨拶した関口快太郎社長は「得意先さま(流通)も過去最多となる600人近くを予定し、ここ数年で、さらに大きな見本市に発展できると期待している。メーカーさまの皆様におかれては、この見本市を活用していただいて菓子商戦を盛り上げていただきたい」と呼びかける。

 同商談会は、東北で唯一の専業卸による菓子展示会となる。

 136社の出展のうち13社が初出店。総コマ数(244コマ)は、出展メーカー136コマに、スポットコーナー100コマと関口提案ブース8コマの合算となる。

 同社は今期(3月期)、“STRONG UNITED COMPANY2027”をスローガンに掲げ、社員の結束、流通と関口、メーカーと関口、流通とメーカーそれぞれの結束の強化に取り組んでいる。

 「東北エリアでは、多くのメーカーさまが拠点数を集約され、メーカーさまの中には一人で東北6県を担当されているところもある。東北エリアは広大であり、営業で回り切れないメーカーさまにはぜひ当社を活用していただきたい。その意味で、東北ではメーカーさまとの協力関係が特に重要。情報交換を密にしつつメーカーさまの営業代行のつもりで商品紹介や売場提案を行っていく」と意欲をのぞかせる。

 関口は各県に拠点を構えて隅々まで配送できる物流網を50年かけて構築。現在、東北・北海道では、郡山支店、山形支店、仙台支店、青森黒石支店、秋田支店、盛岡支店、札幌支店を構える。

 このうち青森黒石支店は、前身の青森黒石センターから7月に格上げされ新たな一歩を踏み出した。

 「最初は秋田県と青森県の得意先さま(流通)に向けた物流センターの役割が強かったが、だいぶ運営もこなれて地元のお客様がしっかりついてきたため支店にして、少し青森市場を活性化させいくような活動をしていきたい」と説明する。

 一方、秋田支店は高まる需要に対応するため3月24日に広い敷地の新拠点に移転。新拠点の倉庫スペースは、前身と比べて1.8倍に拡大して人員も増強した。

 東北の菓子卸流通市場は従来の1250億円の推計から、値上げによる金額の伸びとインバウンド需要や旅行者の増加で1382億円に拡大したとみている。

 関口の前期売上高は前々期比7.5%増の265億円。このうち、東北・北海道の売上高は9.61%増の約148億円となった。北海道の売上高は1億円に満たずほぼ東北の売上高になる。エリア別売上構成比は関東が44%、東北・北海道が56%。

 東北の菓子卸流通市場に占める関口の売上シェアは1割強。人口減少の中で成長を図るためシェアを2割に引き上げることを目標に掲げ、ソフト面・ハード面ともに拡充していく。

 ソフト面ではメーカーの開発・マーケティング担当らを講師役に招き、人材育成やスキルアップの向上を図る。

 「菓子営業としてのスキルアップ育成やお菓子そのものの勉強会を開始し、関口の方針と社風をしっかり伝承しながら人材育成に力を注いでいく」と語る。

 東北・北海道内で、各県を横断して店舗展開する流通企業が増えてきたことを受け、各支店の連携を強固にして、エリアをまたいでの提案営業も推進していく。

 ハード面では秋田支店の機能を拡張したほか、今後、仙台支店の拡張を計画している。

 なお、4-7月売上高の前年同期比は関口全体で7.2%増、関東が6.17%増、東北が8.02%増。
 このうち東北の支店別では、秋田支店が移転効果と人員増強で15.57%増、郡山支店15.05%増、山形支店2.73%増、仙台支店3.31%増、盛岡支店3.29%増、青森黒石支店2.61%増、札幌支店約3.7倍をそれぞれ記録した。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。