マルハニチロは、水産缶詰でテレビCMを投入する。川栄李奈さんを起用した新CMを10月23日から中部エリアで先行放映、11月1日から全国で放映開始する。
サバ缶やサンマ缶、サケ缶など、水産缶詰(ツナを除く)のトップシェアを誇るメーカーとして「健康・簡単・おいしいという三拍子が揃った“現代人の味方”ともいえる缶詰の魅力を改めて伝える」(同社)。
新CMには2児の母親でもある川栄さんを起用。家族のために健康的な食事を作りたいと思いながらも時間に追われる母親が、マルハニチロの缶詰を使って願いを叶える様子を描き、身近な食材である缶詰の魅力を訴求する。
また、WEB限定のCM3編(さば缶の栄養編、とってもエコ編、さば缶は骨までほろほろ編)を制作。DHAやEPA、タンパク質などの栄養素を手軽に摂取できること、開けてすぐ骨まで食べられること、缶はリサイクル率が高くエシカルな商品であることなど、TVCMでは伝えきれなかった缶詰の価値を伝える。
原料状況悪化と価格高騰で縮小傾向が続く水産缶でのCM投入は異例。同社は今期、原料の安定確保を図りつつ水産缶の販促提案を強化。市場環境が厳しい中で、上期は主力のサバ・イワシ・サンマ缶を中心に前年を上回る実績を確保した。料理素材としても活用できる水産缶詰の魅力を伝え、缶詰売場のさらなる活性化につなげる。CMのラストカットでは、来年3月から「Umios(ウミオス)」への社名変更も紹介する。



 
                                    