この10年で市場が2倍近くに急成長した、白米に混ぜて炊くタイプの雑穀商品。昨今のコメ高騰や業務用需要の広がりも背景に、第2次ブームを迎えている。
大ヒット商品「もち麦」などで“おこめにプラス市場”をけん引するはくばく(山梨県)では、おかずに合わせて選べるミックス雑穀3品を1日から発売した。
その名も「おこめプラスシリーズ」。スタンドパウチ入りで、いつものごはんに大さじ1杯加えて炊くだけ。同社として初めて、おかずとのペアリングに着目。家庭の食卓で出現頻度の高いメニューとの相性を、AI味覚分析で解き明かした。
とんかつには〈あっさり五穀〉、しょが焼きには〈定番十五穀〉、サバの塩焼きには〈もちっと五穀〉と、おいしさを引き立てる効果が証明された組み合わせを提案する。
同社によれば、雑穀ユーザーは以前に比べて格段に増えたものの、週1回以上利用する人はまだ少ないという。「おかずに合わせてごはんを変える」という新たな習慣を浸透させることで、より日常食としての定着を図りたい考えだ。
「おこめプラスシリーズ」は各240g、税込希望小売価格486円。