吉祥寺駅で缶入り生原酒イベント しぼりたてのおいしさ体感 「菊水ふなぐち」がアルミ缶に入っている理由とは

東京・吉祥寺駅で缶入り生原酒の体験イベントが6月22日まで開催されている。

仕掛けるのは新潟の菊水酒造(新発田市)。50年以上前、日本初の缶入り生原酒「菊水ふなぐち」を発売した酒蔵だ。

「おいしさに、カンづいていました。」をキャッチコピーに、アルミ缶入りだから楽しめる“しぼりたてのおいしさ”を大々的にアピールしている。

■「菊水しぼりたて純米生原酒」は中華料理で

井の頭線の改札近く
井の頭線の改札近く

イベントは駅直結の商業施設「キラリナ京王吉祥寺」の2階エントランス横で行っており、初日の16日から多くの人で賑わう。

試飲のラインアップは、SNS等で“コンビニ最強酒”の異名を持つ「菊水ふなぐち」のシリーズ各品と、昨年デビューして販売好調な「菊水しぼりたて純米生原酒」。

それぞれ会場で販売もしているが、同社は「試飲購入率が非常に高い。味を評価していただけている」とコメント。「『菊水を知らない』『菊水を知っているけど飲んだことがない』という方も多いので、新しいお客様に出会う場、体験していただく場になっている」と手応えは上々だ。

期間中、吉祥寺駅周辺の一部飲食店でも「菊水しぼりたて純米生原酒」を楽しめる。居酒屋、スナック、寿司屋、バルなど10店舗以上でアルミ缶入りのまま提供。
「和食・洋食だけでなく、中華料理とも相性抜群なのでぜひ試してみて」(同社)。

缶入り生原酒の体験イベントは地元新潟駅ビル内の「ぽんしゅ館コンプレックス店」でも開催中。

■ニューヨーク5番街で缶入り生原酒

ポップでカラフルに表現
ポップでカラフルに表現

本プロモーションには、アルミ缶入り日本酒のパイオニアとして、その魅力を広く届けたいとの想いが込められている。

「菊水ふなぐち」を上市した1972年当時、アルミ缶に生原酒を入れて劣化を防ぐことは新たな発見だった。それを缶にちなんで「感」づいたと表現し、今回のキャッチコピ―は「おいしさに、カンづいていました。」とした。

交通広告を新潟駅、東京メトロ13駅(新宿・渋谷・銀座・池袋・六本木など)、そして京王井の頭線の吉祥寺駅に掲出。缶を模したポップでカラフルな世界観で、缶入り日本酒の斬新さを表現した。

ポスターのメッセージには「ビールは缶です。日本酒は瓶です。え、なんで?」とある。遮光性の高いアルミ缶入りだからお酒の劣化を防ぎ、しぼりたてのおいしさを守れるのだという。

「ニューヨーカーも、カンづいていました。」では、実は「菊水ふなぐち」がニューヨークの5番街で楽しまれていることを紹介。紫外線が入らないアルミ缶入りだから生原酒のまま海を渡り、クールな存在として注目されている。