全国調理食品工業協同組合(全調食)近畿ブロック会は4月18日、滋賀県大津市のびわ湖プリンスホテルで総会を開いた。
あいさつに立った阪田嘉仁会長(西友商店社長)は「大阪・関西万博が開幕し世界からますます多くの観光客が訪れ、関西も今まで以上に盛り上がると期待される。3月の研修旅行では台北を訪れ、量販店を視察し日本食の人気と評価の高さに驚いた。昨今物価高や原料不足という課題はあるが、まだまだ価値を見いだすチャンスはあると感じる」と述べた。
続いて、全調食の岩田功理事長が「全調食としてイベントに補助金を出しており、昨年度は全国で27社に利用してもらった。ビジネスにつなげようという意欲の強さを感じる。もっと活用し、ビジネスチャンスを見つけてほしい」と呼びかけた。会では、6月に大阪で開かれる「國酒フェア」で佃煮を販売するなどの事業計画が承認された。
総会に続き、各地区の代表が近況を報告。万博の効果は神戸にも及びホテルの予約が取りにくくなっていること(兵庫)、漁師の高齢化などで原料となる琵琶湖の魚の不漁が続いている現状(滋賀)などを伝えた。
なお、総会に先立ち参加者は紫式部ゆかりの石山寺を訪れ、琵琶湖をクルージングしながらホテルに戻った。
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