日清オイリオグループは2月5日、ホテルニューオータニ東京で「2025年春のプレゼンテーション」を開催した。13日の大阪会場とあわせ、量販店・卸店関係者ら約800人を招き、春夏のホームユース新商品・重点商品、ウェルネス食品、業務用製品の取り組みを披露した。
ホームユースでは「クッキングオイルの付加価値品の構成比アップ」「オリーブオイル市場の再拡大」「サプリ的オイルの維持拡大」を軸に、家庭用食用油市場の継続的な拡大に向けた施策を紹介した。オリーブオイルの値上げやアマニ油の再拡大により、24年度の家庭用食用油市場は金額ベースで過去最高を更新する見通しの中で、25年度は反動を最小限に抑えるべく市場活性化に向けた提案を量販店バイヤーと共有した。
ウェルネスでは市場拡大を続けるMCTオイルのホームユース、高齢者介護での取り組みを紹介。脂肪燃焼だけでなく、エネルギー補給など幅広い年代の健康生活をサポートするMCTの様々な機能を伝えるとともに、少量高エネルギー食品の活用によるフレイル対策など健康寿命延伸に向けた高齢者介護分野での取り組みも注目を集めた。
業務用では、フライ調理品や米飯メニューの品質アップと作業性改善につながる業務用製品の提案を披露。原材料コストの高騰や人手不足への対応が課題となるなかで、作業性に優れたピロー容器や、炊飯油・麺さばき油を活用した提案に力を入れた。
そのほか、2025年の消費マインド予測やサステナビリティの取り組み、横浜磯子事業場に新設したインキュベーションスクエアにおける価値共創の取り組みなど、進化する日清オイリオの機能を紹介した。
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