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逆光線(コラム)食品業界の「鬼」は

食品業界の「鬼」は

節分は立春前日に悪鬼を追い払う、中国から持ち込まれた儀式。日本で宮中行事となって以降、江戸期には庶民に浸透した。昭和の時代なら「鬼は外」と豆を撒く役は家長だったが、いまは家長が鬼役となり家から追い出されたりする。ちょっと哀しい。

▼物価高による恵方巻のダウンサイジングも哀しいが、鬼は何者なのか。節分の鬼は疫病、厄災の象徴だが、桃太郎や一寸法師と、お伽噺の鬼は説明なしに退治されてしまう。かつて芥川龍之介も指摘していた。

▼そういえば“鬼の中の鬼”と称される酒呑童子は、源頼光と渡辺綱に成敗されるくらいの悪行が伝えられているが、鬼のような人である。鬼のような人と云えば相撲なら初代若乃花、麻雀では桜井章一、ラーメンでも佐野実が思い浮かぶ。いずれも強靭な精神で一芸を極めたというイメージだ。彼らは尊敬、崇拝に加え畏怖される存在だったと思う。

▼食品業界人はおおむねソフトなイメージが強いが、それでも品質管理の鬼、商品開発の鬼、営業の鬼とかが各企業にいらっしゃるのだろう。ぜひ取材してみたいものだ。

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