日本アクセスは1月23、24の両日、インテックス大阪で春季フードコンベンションを開催。西日本会場は508社が出展し、約7400人が来場した。
出展社の内訳はドライ124、菓子43、アイス23、冷食61、和日配58、洋日配63、乳製品14、生鮮デリカ122。
西日本独自の「集めてみました!」と名付けたブースでは、珍味・豆菓子、米菓、どら焼き、涼味和菓子、涼味つゆの5つの注目カテゴリーの商品を揃え、動向などの情報とともに紹介した。
このうち珍味は、CoCo壱番屋とコラボした鶏皮チップスを試食提供。日本酒などがユネスコ無形文化遺産に登録されたのを背景に、自社の「チル酒」と関連づけ、おつまみとして提案する考えだ。「酒類・菓子とも後発なので、既存の大手とは違う切り口で提案し広げたい」(近畿商品・営業推進部)。同様に米菓やどら焼きも各地から付加価値の高い商材を揃え、菓子に注力する姿勢を示した。
また、西日本の若手社員が中心となり企画した「だしって、丁寧だ!」のブースでは、だしの多彩な使い方による新しい売場作りを提唱。だしパックの中身をバターと混ぜた「だしバター」、日本酒と割る「だし割り」、すぐに使えるだしが出る「だしサーバー」などを紹介した。「いろいろなタイプの人を想定し提案している。店の客層に合わせ、売場での展開につなげたい」と意気込む。
冷凍では今回もフローズンマーケットを展開。リーチインと平台45台の売場で水産・畜産・農産、西日本の物産、外食や百貨店ブランド、コナモン、ジビエなど、ありとあらゆるジャンルの冷凍食品を集めた。
このほか、吉本興業とのコラボ第1弾商品の冷凍たこ焼「吉たこ」、酒類では大阪王将の「餃子にあう街中華の無糖レモンサワー」など、万博を控え、大阪らしいオリジナル商品のアピールに力を入れていた。