オーケーは11月26日、大阪府東大阪市に関西1号店となる「オーケー高井田店」をオープンした。来年1月には兵庫県西宮市に2号店、3月末までに3号店を出店予定。関西ドミナント形成に向けて、大阪、兵庫を中心に資金を集中投下して出店を加速する。
二宮涼太郎社長は関西市場について「人口は当然減っているが、一企業として成長の余地がある」と説明。出店計画や販売戦略について次の通り話した。
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〈出店計画〉
どんどん出店先を決めている。エリアは大阪と兵庫。京都も可能性はあるが、まずは2府県で固める。大阪はどこまで南方に進出するかは物件次第だが、兵庫の西は神戸市まで。関東、関西を合わせて年間10店舗以上を出店予定。関西で店舗網を構築できたら、センターも考えたい。
店舗サイズはオーケー平均の400坪を目安にその前後くらいを想定。関東では100坪の店舗もあるが、関西はまだ後方センターがないので、ある程度店内製造ができる規模感でやりたい。
〈販売戦略〉
基本的には関東と同じ戦略で、競合店を調査しながらEDLPで販売。特に下げたものに対しては、特別提供品としてスポット提供し、安さを訴求する。
総体的に競争力が弱まれば、定番売価も下げていく。生鮮品は、黒毛和牛や国内流通までこだわった鮮度の高いマグロなど名物商品を扱い競争力を高める。あとは商売をしてみて、関西で中途採用した社員やパート、来店客の声を聞いて考える。
NB商品は関西でシェアが高くないメーカーでも、あえて関西でやりたいという要望があれば一緒に取り組んでいる。日配は地場メーカーと取引を構築できた。これからも当社に興味がある企業があれば、商談を進めていく。